め以子さん、言ってくれました!連れていかれちゃったけど…今週の展開に注目!
今の話よ
泰ちゃんが帰ってきてくれた!
召集されたのが遅かったし、幸い内地にいられたので、復員が早かったのよね。
災害時の安否確認や居所確認につながるような掲示板を始めた泰介。
「今やらんと後悔する、思うんや」って、若い頃の悠太郎さんと同じようなことを言い出した。
め以子さんは、うれしくて、覚え書きに認めます。
「これは、早く話したいなあ」って…
源ちゃんにも馬介さんにも再会できて、お静さんも戻ってきて、
ふ久ちゃんとこも、東京の家族も何とか無事が確認できて、
少しずつうれしいことが増えていく。
でも、あと2人…悠太郎さんの消息はわからない…かっちゃんの戦死は信じたくない…
宮崎美子さん…今後おばあちゃん役のオファーが増えそう…
泰介の始めた掲示板、最初の再会家族は、ぬか床の「べにこ」を盗もうとした男の子だった。
復員してきたお兄さんとの再会。
闇市を牛耳っている香月という男…やっぱヤンキーはこの手の話には弱いのね。
兄弟再会の場面を見て号泣
再会のお祝いにおむすびを上げため以子さんも、男の子が「かっちゃん」って呼ばれるのを聞いて号泣…
闇市に「うまいもん横町」をつくって、再び「ごちそうさん」と言われることに喜びを見いだしため以子。
でもそれは、悠太郎と活男が戻ってくるのを、ここで待つため。
希子ちゃんは、め以子さんの腹の底の怒りを察して、
「気合いで、全部元に戻そうとしている」という言い方をした。
泰ちゃんは、自分が出征した後の話を、お母ちゃんに聞いた…
「あっこ(和枝おばちゃんのとこ)で、どうしてたん?」
「畑…やっとったよ」
一人で畑やって、一人でご飯食べて…
「畑てなあ、世の中なんよ」
普通に世話をしているのに、突然「何で?」ということが起こる…
話は「畑」ではなく、「世の中」のことにシフトしていく…
め以子:お母ちゃんの世話なんか、大きいとこでは関係ないんや。
無力やな~って…
せやけど、ほな、どないしたらよかったんやろって。
どないしたら、こんなふうにならんかったんやろって…
そんなことばっかり考えてた…
無力やな~って…
せやけど、ほな、どないしたらよかったんやろって。
どないしたら、こんなふうにならんかったんやろって…
そんなことばっかり考えてた…
泰介:答えは出たん?どうしたらよかったかて…
め以子:笑われても 怖あても 恥ずかしうても、
言わんとあかんことは 言わなあかん。
おかしい思たら 言わなあかん。
これは無力な大人の責任や。
偉い人はそれを言わせなあかん。
山のように言わせて、聞く耳をもたなアカン。
…たぶん、どっちも無責任やったんや…
言わんとあかんことは 言わなあかん。
おかしい思たら 言わなあかん。
これは無力な大人の責任や。
偉い人はそれを言わせなあかん。
山のように言わせて、聞く耳をもたなアカン。
…たぶん、どっちも無責任やったんや…
「無力な大人」=普通の市井の人々に対して「偉い人」。
間違いを行わせないために、それぞれがやらなければならないことがあった。
め以子さんは、学校の授業や本から学んだのではなく、自分の生活と経験から学んだ話をしている。
「無力な大人」は言わなきゃいけない。
「偉い人」は言わせなきゃいけない。
それをしなかったら、世の中が間違う…
私たちは「偉い人」がやろうとしていることを、ちゃんと見極めて、
「間違っている」「ダメだ」と言い続けなければならない。
「偉い人」は、言わせるために情報を正しく公表しなければならないし、
言う人たちを弾圧してはならない。
世の中の一番大事な義務と責任はここにあるんだ。
言論の自由は「権利」だけど、その前に「義務」なんだ、大人の…
覚悟を決めため以子さん。
闇市の手入れが始まって、せっかく手に入れたお米が持っていかれる!となったとき、
怒りが爆発した!
め以子:どんだけ取ったら気い済むんやー!
食べるもんとられて、家も、旦那も、子どもも、何もかんもとられて、ここにおるんや!
みんな、みんなそうや!死んでしまうからしてるんや。
私らにこれ以上死ねいうんか?!
これが罪や言うんやったらな、まず、飯食わせ!あほんだら~!!
私の米や~!!
おおおおおおお!め以子さん!!
生粋の大阪のおばちゃん以上に大阪のおばちゃんや~~~
(周りのおばちゃんたち、うんうん、うなずいてました~)
あ~、スッキリした!
…そのまま、捕まってしまわはりましたけどな…
こら、NHKのお偉いさんも、政治家のお偉いさんも、みんな聞いてるか?見てるか?
「偉い人」は、聞く耳を持たなあかんねん。
普通の無力な人間に言わせて、あんたたちは聞く立場やねん。
「聞く」ゆうことは、「聞き流す」ことやないで!
「聞く」いうのは、普通の人たちの「知恵」を教えていただくことや。
それがどうや?最近のお偉いさんは、自分たちば~っかりいいたいこと言って、
言ったことを押し通すことしか考えてへん!
自分たちの言いたいことだけたれ流して、何言うたか、ちゃんとわかってもいない。
そんで、人には言わせん
…それがどれだけ恐ろしいことか!
関連して、ジャーナリズム・ブログ更新してます。 世の中 ズレまくり!
ところで…『ごちそうさん』の登場人物で最初からずっと出演し続けているのは誰でしょうか?
毎回出ているわけではないけれど、長時間出ているわけではないけれど、常にそこにいる人物
…それは室井さんです
むさ苦しい…
め以子さんが、まだ子役のときから、「開明軒」でご飯を食べさせてもらっていた室井さん。
彼は典型的に「食べさせてもらう人」…徒食の人として描かれている
今も、奥さんの櫻子さんに愛想尽かされて(?)焼け跡に放り出され、
め以子さんに再会して「やっと僕にご飯をくれる人が現れた」と言って泣きました
さて、室井さんはなぜご飯をもらえるのか?
何かの役に立っているのか?
め以子さんや源ちゃんは行動する人です。
世の中を支えているのはこの人たち。自分たちでご飯をつくる人たちです
それに対して室井さんは??…観察者。
観察者は自分でご飯をつくらない
観察者=文士は、さて、世の中のご飯のために、役に立つのだろうか?
源ちゃんはホンマに頼りになるな~
この室井の役どころは恐らく、作者の森下佳子さんが脚本家としての自分の「自戒」として置いているのではないか?
文筆家=観察者は、徹底的に食べさせてもらっている立場なんだ。
果たして、ご飯食べさせてもらう価値があるのか…ということを、森下氏は問いかける
観察者としての室井さんは、だから、あんまし役に立たないけど、ずっといる。
普段は役に立たないけど、ちょっとした隙間に、彼は関わってくる。
め以子さんが、悠太郎さんのことが大好きなんだって気づいたのは室井さんの言葉(「お米」)だったし、
戦時体制で、言いたいことが言えなくなったラジオ放送。
戦意高揚ばかりに嫌気がさし、ついはみ出して「まったりしてまうやろ~」と叫んで、皆の心に風を通したり…
観察者にも、文筆家にも、やれることはちょっとあるのかな?
皆に気づいて欲しいこと、または残しておきたいことを、記録できるのかな?
伝えられるのかな?
いや、観察者にしか、気付けないこと、言えないことがあるかもしれない…
少なくとも、ご飯を無理やり取り上げる人よりマシや
室井さんが櫻子さんと駆け落ちして大阪に来たときは、正直「なんでこの人?」と思った英陸ですが、
室井さんが「だめんず」だからこその役割がある
観察者としての羞恥と矜持を、室井さんに見ることができるのだ。
森下佳子…やっぱ、恐るべし!!
一流のアスリートであるうっちーは、当然「行動者」…か、というと、実は「観察者」。
最近発売された『サッカー日本代表「個」の力』でも、期せずしてうっちーの力は「観察力」。
絶賛発売中?!
彼がインドア派なのは、疲れやすいとか、怠け者だから、というわけではなく
じっくり物事を観察し、静かに考え抜くため。
「行動者」が多いアスリートの世界では、貴重な存在なのだ。
思うところはたくさんあって、山ほど話したいことはあるけれど、
一つのことを話そうとすると、その裏の膨大な思考をも語らなければ理解してもらえない。
いや、理解してもらうのは無理かもしれない…だから、面倒くさいんで、しゃべらないことも多いんだよね
うっちーは、今の自分自身についても、冷静に観察しているのだと思う。
でも、観察しても、観察しても、動かなきゃ先に進まない。
観察者は、行動するときに、ものすごく勇気が必要なんだよ。
室井さんと違って、「できる観察者」内田篤人は、いろんな未来を想定したうえで、
自分自身をまな板の上に載せる
さて、どんな料理に仕上がるのか…
アスリートっぽい!って…アスリートやん
自分の意思と理想を持った材料は、必ずや美しく、おいしく生まれ変わる
うっちーは、また新しい魅力を持って、私達の前に姿を現すはず…
待ってます、食べごろのうっちーを
ごちそうさん!
がんばれ!長谷部誠&内田篤人!!
サッカー・ワールドカップ2014ブラジル大会 開幕まで あと87日
長谷部さんもおいしいかな?と思って匂いを嗅いでみるアーカイブ?!