松江リハビリテーション座談会 Weblog

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第12回座談会「食べることを意識する」

2012年11月10日 | 座談会報告
11月9日、座談会「食べることを意識する」。
みんなでスリランカカレーを囲んで車座になり、思い思いに言葉を交わしました。

手で食べる、という普段の僕たちの文化や生活様式とは異なった食べ方に少し戸惑いつつ、手を伸ばしてみました。鼻に漂うスパイスの香り。鮮やかに彩られた盛り付け。指先に馴染む柔らかくて温かな米やカレー。やさしく身体の奥に染みこんでいく白湯。

──「食べる」ってなんだろう。

食べる。
なにを、どんなふうに、どこで、だれと、いつ・・・?

ふと気がつくと、めまぐるしい日々やあれこれに息を詰まらせて、ただただ「食べる」という本能行動を塗り潰しただけような、食べるものや食べるという行為が粗末に蔑ろになっていたような、そんな気がします。自分自身を蔑ろにしていたような、そんな食事になっていること。

ただ、そうなってしまうことを嫌悪したり、否定したりするわけではなく、そんな自分がいること、そうなってしまう自分がいるということ。それを知ることが大切なんじゃないかな、と思いました。食事が今の自分のパロメーター。ふと立ち止まり、振り返るだけでもいいような気がします。

目の前にある温かな料理に頬を綻ばせて、近くにいる人と言葉や笑顔を交わす。
誰がどんな思いで作ったのだろう。この食事は、この食材は。
今の時期は何が美味しいのだろう、こんなふうに食べるとおいしいんだね。
「食べること」、少し考えただけでもここには書ききれないくらい、多くの要素が詰まっているのですね。

ここに集まった人たちはお互いのことを深くは知らなくても、少なくとも“顔見知り”にはなったと思います。少し知っていれば、またどこか違う場所で会った時にも少し気軽に声をかけることができるのではないかな、と思っています。そんな繋がりを大切にしていきたいです。

とりとめのない文章となりましたが、良いひとときを過ごしたように思います。
みなさん、本当にありがとうございました。

スリランカカレー、とても美味しかったです(*^_^*)


 

 


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文責:後藤保貴

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