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ラヂオ惑星モルファス

何の足音なのだろう

アメリカにトランプ政権が誕生し、第二次安部政権も平成24年12月26日に発足して間もなく5年になります。
私見ですが、どちらも基本的には「感覚的な右翼のナショナリスト」でしょうか?オバマのようなリベラルな大統領とはどうも居心地が悪かった安倍首相も、トランプが大統領になってからはずいぶん元気になったように思います。
先日トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めるという声明を出しましたが、もともと民主党も共和党も党の綱領ではイスラエルの首都をエルサレムと定めているそうですし、1995年には米国議会でも大使館をテルアビブからエルサレムに移転することを認める法律が可決されていますが、歴代のアメリカ大統領は、中東和平実現の障害になるとの視点から半年ごとに実施を延期してきた経緯が大きく変化することになりそうです。

そして北朝鮮・・・猫も杓子も「圧力」の大合唱ですが、計算や戦略に立っての「圧力」ならば、大きさを変えていったり雄だけではなく引いてみたり、ブラフを使ったりなど「出口」を見据えた様々な戦術を使用して、「平和」という最終目標を達成するために実施するものでしょうが、感情に流された闇雲な「圧力」は『腹が立つ』『やっつけたい』でしかないことが多いように思います。「圧力」の先の出口は何でしょうか?どのような結果を求めているのでしょうか?
戦争を起こして北朝鮮を壊滅させることが目的ならばそれもありかもしれませんが、大なり小なり日本にも被害・・・すなわち死者が生じることを覚悟しているのでしょうか?北朝鮮のミサイルや核兵器が実用的なレベルかどうか分かりませんが
、たとえアメリカが先制攻撃を行いICBMを平壌に落としても報復攻撃能力を一掃することは困難でしょうから日本・・・東京に原爆ないしは水爆を打ち込んでから降伏するということも可能でしょう。
最低のシナリオかもしれませんが、「圧力」の結果としてそのような事態も受容する覚悟は出来ているでしょうか?
多分無いでしょうね。日本人の大多数はそんなことにはならないだろう、北朝鮮がいずれは拉致被害者を帰してアメリカの軍門に降って核兵器も廃棄する・・・と想像しているのかもしれません。少なくとも戦争にはならないと思っているのでしょうね。
しかしながら・・・多分北朝鮮は核兵器を自ら廃棄することはないでしょうしこれ以上拉致被害者を帰国させることはないように思います。愚かな「大東亜戦争」に突き進んで結果的には300万人以上の国民を殺すことになった、かつての日本と同様に、北朝鮮は合理的な判断が出来る状態ではないでしょう。
では、ロシアや中国が主張する「対話」による解決はあるのでしょうか?かつて6カ国協議で核開発のモラトリアムが決まりましたが、北朝鮮に簡単にだまされ、約束は破られています。
韓国もそうですが、国家間の「約束」「決定」も簡単に反故にするのがなんと多いことか・・・個人としての朝鮮人や韓国人とは仲良くしていますし信頼していますが、国家という単位で見たときには信頼できないなあ・・・という感想が先に立ちます。それもまた、戦争前の日本の姿と重なります。

戦争は不可避なのでしょうか・・・

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