でもやっぱり・・・とNさんがつぶやく
「どうしたの ?」
「宝くじを買ったのよね。主人と二人で」
「5億7億とは言わないけれど 当たったらどうしようと色々膨らんだのよ」
「うんうん 気持ちわかるわ~ ^-^」
「でね、当たったら何したいか二人で言い合ったのね」
「あはは まさにドリームね」
ふたりで妄想は果てしなく膨らみ、ちょいちょい現実も混ざって
「私は旅好きだからスイスへ行って、カナダへ行ってアラスカにも行きたいし」
「全部取ったら悪いから主人にも1千万位あげて」
「おっ太っ腹~ ☆」
「それって1億でも当たったらの話?」
「そそ 贅沢は言わない1億位でいいわ」
「十分贅沢だと思うけど・・・」
「でも1割くらいはあげようと思ったのよね」
「そしたら主人が言うのよ。まず子供たちにそれぞれ200万ずつあげて
おまえにも200万だな。っておかしくない??」
「配分が細かいね (笑)」
「私は1千万あげるっていうのにたった200万なのよ、不公平じゃない?
いやいや200万はお前が自由に使っていいやつだから、残りはお前との老後の暮らしに
不自由しないように必要な事に使うんだからって言うのよ」
「ほう 将来を見据えてるんだ~ 」
流れで闘争は紛糾したらしく
「納得いかないから愛情が足りないって文句言ったのよ」
「200万で十分愛情は示してるよ、欲張るとろくなことはないよってこうなのよ」
「愛情問題にまで発展しましたか (笑)」
「こういう時に普段の愛情加減が出るんだと悔しくなってね、日頃ありがとなって気持ちないの?
私への愛情は1億当たっても200万なのかって」
「あはは 当たってもいないのにそこまで行く?」
「何かの折に普段どう思ってるかが分かるでしょエキサイトしたわよ」
「で 落としどころはどうなったの?」
「うん 流石に言い合ってたら疲れてね、おい 珈琲でも飲むかっていうから
ふたりで珈琲のんで、そのうちに可笑しくなって噴き出したわ~ 」
「そもそもその200万だって実体のない妄想だし、なにを本気でバトルしてたんだろって」
「妄想と現実の中で戦ったんだ、お疲れ様~ (笑)」
ちなみにふたりがそれぞれ買ったのはバラで10枚ずつだったとか・・・
やっぱりお気楽な夫婦でした~ ^-^
家族でも200万あげると贈与税が掛かりますから、揚げるなら非課税の110万円以下にしましょう(笑)
見ていただいてありがとうございます。
そーなんですか 知らなかった~
Nさんに早速知らせてあげましょう (笑)