10月頃から、遠くシベリアから越冬の為多くの鳥たちが
日本の北に位置する湖や沼にやってきます。
春先になるとまた帰っていくのですが
季節をたがえることなく毎年のようにそれは繰り返されて・・・
去年、高島市の松の木内湖にもやって来ているとの情報で
初めてその姿を見ることが出来ましたよ。
そう大きくはない湖ですが今年もコハクチョウが来ていて
わ~ 湖北にいるのは知っていたけど安曇川にもいるのですね。
3月初旬の寒さもぶり返す気候で、まだシベリアに帰らずにいてくれたようですね。
8時頃から2時間ほど、コハクチョウ達の様子をずっと見ていました。
少し肌寒かったけれど目の前の風景に飽きることは無く
穏やかな時間はゆったりと流れて平穏だなあ~ ^-^
しばらくするとなにやらバタつき始めて
10羽ほどのグループが助走し始めました。
普通水鳥は真上にふわっと飛び立つのですが
コハクチョウの面白い所は
やはり体重が重いのである程度の助走がいるのですね。
それもドタバタととても優雅なんてものではありません。(笑)
飛び上がるとグループでどこかを目指して飛んでいきます。
写真を撮りに来ていた人から
向こうの田んぼへ食事に行くのですよ と教えてもらいました。
若山牧水が23歳の頃でしょうか
「白鳥は哀しからずや空の青うみのあをにも染まずただよふ」
と 詠んでいますがこれを若者が詠んだというのが
哀愁帯びた歌に青年の純粋さを加えているように思います。
安曇野の遊水池で観察したコハクチョウなどは、気品ある優雅さとはかけ離れて
小競り合いばかり多くて追っかけまわす印象が強く見飽きないですね。
泳いでいる姿とのギャップに笑ってしまいます。^-^
また夕方には池に戻って来て羽を休めるのでしょうね。
たくさん食べておいで~ ~ ♪