僕の細道

【となりの山劇】第91話

<通勤の車窓 の巻 その2>

 長良川を渡ると、すぐ右側には西岐阜のコンテナターミナルがあり、たまに荷物の積み下ろしをしている作業の風景が見られます。この辺りはまだまだ田舎で、住宅の間に田んぼが広がっています。

 西岐阜駅を過ぎると、岐阜駅の高架が始まります。岐阜駅が高架になる前は民家の軒下をかすめながら走ったものものですが、高架になってから格段に眺めが良くなりました。

 岐阜駅の高架はかなり高度があり、普通のビルに換算すると5階ほどの高さがあると思います。

 さらに岐阜市内には5階以上の建物がとても少ないので、岐阜県県庁や、県民ふれあいセンターが間近に見えてしまいます。

 電車が岐阜駅を出発すると線路は緩やかに右にカーブしていきます。もし、金華山を眺めるのが目的ならこの位置が一番いいアングルです。

 電車が高架から下りて、しばらく盛土の上を走り、木曽川の鉄橋に差し掛かる手前の右側に、笠松競馬の馬舎がずらーりと並んでいる場所があります。

 その中の練習用のトラックには常時数頭の馬がのんびりと歩いているのが見
えます。

 馬舎を過ぎるとすぐに木曽川の鉄橋があり、そこでもやはりいつも水量が気にかかります。

 面白いのは、長良川の水量が多い時に必ずしも木曽川の水量が多いとは限らない点です。もちろん逆の場合もあります。それは多分ね、水源地が違っているせいだと思うんです。

 木曽川駅を過ぎると右の方から名鉄の本線が寄り添ってきて、ぴたりと並走します。

 私の時間帯ではあんまり無いのですが、別の時間に乗ると、同じ方向に名鉄電車と並ぶ時がありまして、すると乗っている電車のスピードがにわかに上がりるのがわかります。明らかに競争をしていますね。

 今迄はたいていJRが連勝していたのですが、最近は名鉄の方が早いみたい
ですね。

次号に続く

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