僕の細道

人の振り見て我が振りなおせ

先日、行われた沖縄県知事選挙の結果は、経済振興を掲げた仲井真弘多氏が当選し、基地撤廃を掲げていた糸数慶子女史が落選となった。

「沖縄県」のURL
http://www.pref.okinawa.jp/

経済振興策と言っても、米軍基地移転に伴う中央からのバラマキを期待している状態だし、実際、これまでの10年で100億円以上、対策資金が投入されたが、一向に改善しないのは何故だろうか?

友人・知人で沖縄へ移住した人からの話だと、政府による振興策事業が有っても、自宅から通えないとウチナンチューは勤めがらないと耳にした。だから、ヤマトンチューの働く場があり、移住できるのだと…。

今秋、沖縄へ旅した時、宿泊した華僑のホテルにて沖縄の県民性について話題になった。
「戦後復興策により自立性を失い、年を追うごとに依存体質が強まっている」。
「古来より、翻弄された歴史を持つことにより自信を失っているが、自尊心は強い。それが弊害となり、起業された産業が育たない風土がある」


一方、北海道夕張市の財政破綻が話題になっている。

「夕張市役所」のURL
http://www.city.yubari.hokkaido.jp/cgi-bin/odb-get.exe?wit_template=AM020000

炭鉱が閉鎖され、多選首長による箱物行政と、住民の無関心により放置された財政悪化は、厳しい財政再建の道を選ぶしか選択の余地が無くなってしまった。

北へ開拓していった子孫たちは、
「我々は、苦しい思いでここに住んでいるから、助成するのは当たり前だ」
という、風潮がある。

財政状態が悪い自治体は、大阪市を始め、全国に沢山ある。
現在、黒字の自治体でも、箱物の維持や行政サービスが負担となっていて、いつ赤字団体に転落してもおかしくない自治体がある。

政府は、各自治体の尻拭いはしないと発言した。
となると、自らの足で立ち、歩かねばならない。

いつまで、頼っているのだろうか?

それは、行政だけでなく、そこに住む人々にも向けられている。


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