僕の細道

【となりの山劇】第94話

<いきあたりばったりのススメ の巻>

 自分はバイクで走っているとき、行き当たりばったりに走るって事をよくやります。特にソロで走るときはよくやります。でも、完璧な行き当たりばったりというのはあんましやらないかもしれません。むしろ、一応目的地やポイントを何箇所か出しておいて、その途中を適当に走るというスタイルです。道草もおおいにやります。とはいえ、先日の石榑峠へ行ったのは珍しく完璧な行き当たりばったりでしたけど。

 さて、行き当たりばったりのいい所は「精神衛生上にいい」という事かな。「行ってみようかな」という欲求が、すぐに満たされる。これが複数人数のツーリングではそうはいかない。初めての土地に足を踏み入れる程、必ず欲求不満になる。なんだか行動の基本が「猫」のようです。気になる所を全てチェックしないと気が休まらない(笑)

 そして行き当たりばったりによるリスクの第一は、「取りこぼしが出る」事です。走行距離もあまり稼げない。そして、「目的地にたどり着くのが夜間になる事が多い」事です。まぁ、目的ポイントや到達目的地を決めなければいいことかもしないのですが、現在のスタイルではそうなります。ですから、雨が降ったりするとかなり「早着」することになります。

 さて、ここからは提案ですが、「わざと道に迷ってみる」というのはいかがでしょう。これは全く知らない所でやる事ではなく、ある程度メイン道路くらいはわかる所が最適で、予め地図で軽く地理を把握して、あとは地図を一切見ないで行くのです。

 そうすると、全く知らない道を走る事になりますが、思い掛けない場所に出くわす事があり、それが結構面白い。もし、本格的に道に迷ったら地図を見ます。私はこの方法で面白い裏道や抜け道を見つけだします。

 同様の事で、「わざと道を間違えてみる」というのもあります。ある目的地があったとすると、わざと道からそれてみるのです。大回りになっても構いません。もちろん、家に帰ってからは必ず何処をどう走ったかをトレスしてみます。また、その為の地図がいろいろ揃えてあります。
 このように通常ではない道を使う事で、頭の中の地理情報が「線」から「面」になるという利点があり、次第に地図が不要になってきます。

 ウチの近くで申し訳ないのですが、この「わざと道に迷ってみる」の最適な地域をひとつ紹介しておきますと、「岐阜県武儀郡武儀町」の周辺です。位置的には美濃加茂市の上かな。ここらは広さも適当ですし、東西南北どちらにの方向へも抜ける事が可能なので、危険はありません。

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