僕の細道

【となりの山劇】第62話

<樽見鉄道に乗った の巻、その1>

 先日の4月19日。大垣駅を起点とする第三セクター、樽見鉄道に乗った。とは言っても、ただフツーに乗車するだけなら今迄に何度も乗ったことがあるから、今更とりたてて珍しくもないのだが、今回は「わざわざ」乗りに行ったのであった。それは何故か?。

 実はその1日前のこと、4月18日。この日は特にとりたててイベントも何も無いし、天気の方も雨もふったり止んだりで安定しないし、公園で子供達を遊ばせる事も出来ないし、それならどっか近くへドライブにでも行こうという話になった。
 これなら雨にも濡れないしね。そこで、もうすっかり花が散り果てただろう「薄墨桜」でも冷やかしに行こうという事に決まった。

それでも午前中はいろいろと雑用があって、実際に自宅を出たのは昼になっていた。それから昼飯に近所のマックでバリューを食べて、それから改めて出発したのだから、随分とのんびりしていたのである。

 その薄墨桜ってのはどこにあるかというと、それは根尾谷の樽見町にある。根尾へは国道157号線を温見峠目指してひたすら北上すると樽見町に到達する。公園への標識通りに左折すると、川を渡って坂を上がった所に目指す薄墨桜公園がある。

 驚くべき事に、ウチから出発するとその公園まで、樽見町内の標識を含めて実質的になんとたったの2回しか角を曲がらない。距離にして約30キロ程。よほどの渋滞が無い限り1時間そこそこで到着出来るはずである。

 この日もマックを出てから順調に1時間ちょいで公園に着き、殆ど観光客が居ない薄墨桜の公園内を軽く一周し、いつの間にやら増えた土産屋をひやかしていた。

 帰りの眺めがいい下りの坂道で、下界の方にここではあんまし見かけない列車が樽見駅に停車していたのを子供(長男)が目ざとく見つけた。それで、近くで見たいと言うからそれなら行かと、軽い気持ちで樽見駅に行った。

次号に続く


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