おばんでがんす
昨日暫くぶりで上棟式をした、上棟式と言っても極めて簡単な式で
私としてはあまり本意ではないのだが其れでもしないよりはよいと言ったところだ
先ず上棟をするための神様を作る、神様と言うよりは拝む事の対象物を作るわけだ
吉祥の事柄なので紅白で作成する
白紙は半切ほどあり赤色紙はB3程の多きさである これを折り畳んで片側四垂れの組み合わせで八垂れにし
八は開くの縁起にする
そしおて幣柱に神様の名前を書きつける、大面に神名を書く、建築の神様、天之八意思兼之命と書き
(あめのやおこころおもいかねのみこと)夜読む、下は家を火災から守る、青帝龍神護または守護と 記す
東の方向の守護神で水をつかさどる竜神様である、火に対しては水、という単純明快な発想だ
此の御柱に腹帯を右封じで巻き紅白の水引で結わえて、件の紅白幣神を取り付ける
天辺に扇を取り付ける、この扇は扇子型ではなくまん丸の全円型の扇だ
全てが丸く成る様にと言う意味であり天上に大日如来の太陽を、天空に舞う千年の鶴を、そして一番下に
千年の翠を持つ、松を配したものだ、そして正式には現場に行って棟木に万年の命の亀を麻ひもで作る
今回は簡単にと言う施主の希望なので省略した
幣神の下についている白紙出縛ってあり小枝は、水草の木で、水房と言うのが正式名らしい、青帝龍神
、と同じ意味で天辺に水が有れば水は下へ流れるから火が消えると言う庶民の単純な発想だ
施主と職人たちが全員屋根に上り祈る、
上棟は施主の見得や職人の役得などですのではない、この工事が最後まで安全に怪我も事故も故障もなく完成
することを神様にお願いするための物である
だからどんな簡単な上棟でも安全祈願をすると言う意味合いからもぜひ挙行したほうが良い
そしてそうした文化も次世代に残してゆきたいものだと思っている
因業爺のささやかな願いだが
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
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