蕎麦祭り

お晩でがんす
昨日は玄蕎麦の買い付けに行ってきました
買い付けなどと言った大げさの物ではなくほんの少々に蕎麦を分けていただくために
偶には顔も見せないといけないと思い出かけた
女房殿に朝「黄葉を見に行くよ」と声を掛け、出かけるまでに３０分で出た
最近は心得たもので、行くと言い出すと何を置いてもすぐ仕度をして出る
さもないと、置いてけぼりを食うからだ
初めて北関東道を、東北道迄通って見た、高速は矢張り早いし快適であある
車王国群馬には無くてはならないものだ
黄葉はも紅葉も未だ未だである、紅葉見物に浮かれていると福島には未だ未だブルーシートの屋根が有る、被災地の事を思うと自分はこんなんで良いのかな？？と思い心が痛む
南会津なので白河から左に折れる
昔放浪していたころの、見た記憶のある所へ来た
尾瀬の裏の桧枝岐村だ、私の玄蕎麦の産地だ
間もなく「新蕎麦祭り]会場へ着いた
前々からお世話に成っている、ＮＲ屋さんの社長に逢い親しくお礼を述べた
今年の新蕎麦の数量の希望を申し上げて依頼をした
此れで今年も蕎麦が食える
会場は人であふれていた



大きなテントが二張りあり満員の人が蕎麦を食べている
まず、「お蔵入り蕎麦」と言う地元の十割蕎麦を食す。かなりうまい
品種は「会津のかおり」と言う新品種だ
次に「裁ち蕎麦」を戴く、福島から新潟にかけての山間部に伝わる切り方だ
面白い。かなり長い蕎麦ができる



皆さん元気よく食べている、昨日今日の二日間が開期だという
昨日は四千食出たという。今日も可なりの物だ、最近は蕎麦好きが多く成ったように思う



こうした会場にはお決まりの関係の道具屋が出ている
ここでも蕎麦打ちの道具屋がいた、




本職が作った道具は体裁が良いのでついつい買いたくなる　
捏ね鉢、１７０００円＋のし棒２３００円＋駒板１７００円+中越三条の伝統の鍛冶屋が鍛えた庖丁２８０００円、締めて４９０００円である
可なりの散財である
道楽とはこんなものなのかもしれない底なし沼の様なものだ
これに懲りて気をつけなければならない、世間の目も。家族の目も。そしてもう一人の自分の目も
溺れて死なないように　くわばらくわばら>

そんじゃあまたはなすべえ
遊童子