遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

お付きで来た花

2013年04月19日 | 
おばんでがんす
時代劇の映画を見たり、物語や小説を読むと昔は高貴な人がお嫁入りするときはお付きの女性が付いて、一緒に婚家へ来たことが有る
我が家の山野草の中にもそうした物が幾つもあるが、其のうちのいくつか今時花が咲いているものを見せたい

最初は「はるとらのお」である



山の神様をお祀りするために大きな石を据え付けて其の上に神様の石宮や神碑を祀った
其のときに、石にくっついてきた小さな草が、今此の、春虎の尾、に成った
最初はそんな事は気付かずにいたが花が咲くようになって初めて、春虎、と気がついた



いつの間にかこんなお大株に成った、光陰矢の如し、と言うが本当だ
虎の尾にしては小さいおなのでさしずめ小虎であろう



そして次のお付きの方は、未だ年葉も行かぬ、お稚児様、である
植木屋さんが借り上げている植え木畑を急遽お返しすることになり、職人の手間だけで良いから植え木を植えさせてもらいたいという事で、いくつかの植え木を植えた
其のときに植えた公孫樹の樹の根回しについてきたのが、二輪草と、稚ご百合だ



二輪草は如何も土地が合わないらしく余り大きくもならづさりとて絶えもしないでいる
そして其の周りに有った、稚ご百合は元気よく、良し悪しもわからず廻りで増えている
余り遠くへ増えたものは除いているがそれでも増える
お付きの身分もわきまえぬ、お稚児だ



そんな罪の無い子供の遊び相手は,雨蛙だ、冬眠から覚めて



仕方なしお稚児の相手をしてやっている、といった顔をしている
時間が有るという事は偉いことだ、こんな場面に遭遇できるし、想像できる

年をとっても楽しみは限りなく有る、楽しきかな人生

そんじゃあまたはなすべえ
遊童子










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