Memories of you - Earl Hines.1965
Earl Hines 『Memories of you』
Earl Hines:10代の後半から伴奏者として頭角を現し、ルイ・アームストロングなどとも仲良くプレイしていた。20代半ばにして既にビッグ・バンドを率いるリーダーとなり、ラジオで全米放送されたこともあって多く人の知るところとなった。相当の人気者だったようで当時の若い音楽ファンは大きな影響を受けたし、眩しい存在だった筈。ハインズより6つ若いアート・テイタムもその門下生と言って良いだろう。
ハインズは1920年代から70年代までおよそ50年もの間、現役で走り続けた。
その間、バド・パウエルなどは天才と言われながらも流れ星のように現れたと思ったら、あっという間にしぼんでしまった。
「長持ち」も大きな才能だということをしみじみ思うのである。
ちなみに「才能」にはひらめき型と円熟型の2種類あると常々思っているのですが、ハインズは明らかに後者。若い頃ヒーローとなったアーティストで歳をとるに従い枯渇するケースがしばしばあるが、このファンキー爺さんは還暦過ぎてから腕前に一層磨きがかかったし、着想も豊かになったような気がする。不思議なものだ。
「ソロ・デビュー」してからは、請われれば世界中どこへでもツアーに行き、アルバム製作でスタジオに入っても1時間半で録音を終える一発録りが殆どだったと言う。64年のカムバックから死ぬまでになんとおよそ90タイトルのアルバムを彼は怒涛のように残している。神がかり的体力と才能だ。(Pretzelジャズ日記より)
Earl Hines 『Memories of you』
Earl Hines:10代の後半から伴奏者として頭角を現し、ルイ・アームストロングなどとも仲良くプレイしていた。20代半ばにして既にビッグ・バンドを率いるリーダーとなり、ラジオで全米放送されたこともあって多く人の知るところとなった。相当の人気者だったようで当時の若い音楽ファンは大きな影響を受けたし、眩しい存在だった筈。ハインズより6つ若いアート・テイタムもその門下生と言って良いだろう。
ハインズは1920年代から70年代までおよそ50年もの間、現役で走り続けた。
その間、バド・パウエルなどは天才と言われながらも流れ星のように現れたと思ったら、あっという間にしぼんでしまった。
「長持ち」も大きな才能だということをしみじみ思うのである。
ちなみに「才能」にはひらめき型と円熟型の2種類あると常々思っているのですが、ハインズは明らかに後者。若い頃ヒーローとなったアーティストで歳をとるに従い枯渇するケースがしばしばあるが、このファンキー爺さんは還暦過ぎてから腕前に一層磨きがかかったし、着想も豊かになったような気がする。不思議なものだ。
「ソロ・デビュー」してからは、請われれば世界中どこへでもツアーに行き、アルバム製作でスタジオに入っても1時間半で録音を終える一発録りが殆どだったと言う。64年のカムバックから死ぬまでになんとおよそ90タイトルのアルバムを彼は怒涛のように残している。神がかり的体力と才能だ。(Pretzelジャズ日記より)
理由はありませんが、弾き方が好きです。
いい音色だと思います。