違和感その2 泊めるのは被災者が先じゃ

能登半島地震の復興で、政府がやるって言ってる「北陸応援割」がうまくいけば、観光客が現地に大勢出かけていくよね。そして、現地に「泊まる」よね。

でもさ。現地には、避難所で水や食べ物に不自由してる被災者、寒い中で過ごして体調崩してる被災者がいるっていうじゃない？　それなら、被害が少なくて客を泊められるホテルや旅館は被災者の2次避難を「優先」するのがスジじゃないのかなあ。

そうしてもらった方が被災者は助かるだろし、観光に出かけた人だって、使える宿泊施設が被災者じゃなくて自分ら観光客を泊めてる、自分ら観光客が被災者より先に快適な場所に泊まってると気づいちゃったら、観光楽しめないでしょにね。

違和感その1 何年か待たなくていいのか

政府が、能登半島地震の復興対策ってことで観光旅行代金を割り引く「北陸応援割」ってのを始めるそうだよ。5割引くらいになるらしいから、太っ腹だよね。

ところで。能登半島の方じゃ、今度の地震の前から「何年か」地震が続いてたよね。中には結構大きい地震があって、結構被害が出たりしたよね。気象庁は、もうしばらく大きな地震に警戒が必要、なんて言ってるよね。そんなときに、現地に観光客を引っ張り込むようなことして大丈夫なのかなあ。

今度の地震のときだって、被災した観光客がいて、みんな「着の身着のまま」で避難してたじゃない？　宿泊先が大きく壊れたら、荷物だって取り出せなかったかもしれないじゃない？　そんな地震が「まだ起きる」かもしれないところに、こんなに早く観光割引やって観光客呼んでいいのかねえ。

今まで2、3年くらい地震が続いて、そして今度の大地震が起きたんだから、観光客を呼び込むような割引とかも「2、3年くらい」待ってだいたい落ち着いたかな、と思えてから始めた方がいいんじゃないか、と。