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知床で遊覧船の事故を起こして乗客を「死亡」させた遊覧船会社が、事業許可を取り消されるっていうよ。まあ、当然だよね。

でも。事故が起きて、乗客が死亡した「後」で事業許可を取り消したって、何の意味もないよね。

会社は検査とか監査とかを受けてて、いろいろとダメダメなところが見つかってたっていうのに、軽く「直しとけよ」って言われるくらいで厳しいダメ出しは全然なかったっていうじゃない？　それどころか、地元の政治家連中は、中小企業に厳しいことを言っても人手も費用もなくて改善はできない、中小の観光業に厳しいことを言ったら次々に倒産して会社がなくなる、だから少々ダメなところがあっても大目に見ておけ、なんて言ってたっていうじゃない？

つまり、この遊覧船会社がダメダメだっただけじゃなくて、検査や監査をやった官庁官僚や、地元の政治家たちも、今度の事故を起こした「共犯」ってこと。

遊覧船会社の事業許可か取り消されるのは当然として、検査や監査をやってダメなところを見落とし見逃しした官僚も一緒に「クビ」にならなきゃ話が合わないよね。