富嶽

東京証券取引所のシステムトラブル、日本や世界に「大迷惑」だったけどさ。そのシステム作ったのって、富士通なんだそうで。

たしか。富士通って、スパコンの「富嶽」を作ったとこだよね。ランキングで世界一になったとか言って、褒められたり、自分でも自慢してたりしてた会社だよね。そんな自慢するくらい技術力があるとか言ってたくせに、システムトラブルは防げなかったの？

富嶽を使うような一握りの大企業とかは、富士通のおかげで助かってるかもしれんけどさ。細々と小さな株取引で、少しでも老後の足しにしたい、「2000万円問題」の助けにしたいと思ってた一般庶民にとっちゃ、富嶽なんか作れなくていい、ランキング1位にならなくていいから、株式市場が「絶対に」停まらないようなシステム作ってくれた方がずうっとうれしいんだけど。

東証

東京証券取引所が、「終日」取引停止になっちゃったよね。システムが故障して、自動的にバックアップに切り替わる「はず」だったのに、切り替わらなくて、結局、1日中取引止めるしかなかったんだとか。当然「責任」問題になるんだけど、東京証券取引所の社長とか、原因を究明して対策した「後」で責任の取り方を考える、みたいなノンビリしたこと言ってるんだよね。

でもさ。ちょっとした会社が、ちょっとした不祥事起こして、責任どーする、なんてちょっとした話ならともかく。世界3位の経済大国の日本の、株式市場が、丸1日停まっちゃったわけでしょ。日本だけじゃなくて、世界中の経済に影響を与えちゃったわけでしょ。お金だって、何兆円とか何十兆円とかひょっとしたらもっと大きい金額の影響があったわけでしょ。

それだけ「大きな」ヘマだったんだから、責任だって「大きい」わけで。責任の取り方だって、それに合わせて「大きく」なるわけで。ちょっとした会社のちょっとした不祥事みたいに、ちょっと責任取ります、で済む話じゃないよね。即辞任、が当たり前じゃないの。それに、話がシステムトラブルなんだから、デジタル庁がどうのこうのって言ってる大本営発表の菅だって、黙って済ませちゃマズいでしょに。