ロングドライブ

「VW PASSAT VARIANT」と「PEUGEOT 3008」でのロングドライブ記録です。(2019/09/11)

陸奥紀行(5)秋田~仙台~帰宅

2009年07月05日 | ドライブ

2009年4月30日~5月1日

いよいよ北東北のドライブ旅行も、帰宅の時が近付いて来た。残す行程は秋田~仙台~自宅となる。
秋田~仙台では是非行って見たい場所が角館の武家屋敷であった。また、仙台では青葉城公園と牛タンを経験したかった。

4月30日

5 コース:イーホテル秋田~JR秋田駅~R13~R46~角館~R105~R13~R108~R47~R4~仙台~JALシティホテル仙台

秋田のホテルを出たのは9:00頃だった。前日に合流した次男だったが、学校の関係もあり、この日中に東京に戻らなくてはならない。そんな彼を秋田駅まで送ると、私は一路角館を目指したのだった。

朝9:00の秋田市街はまだ少し冷やりとした空気であったが、角館目指して走る内に気温は徐々に上昇し、オープン全開のシチュエーションとなった。「ここでオープン気取らなくて何処でする?」とばかり、秋田市内を抜けて郊外の田園風景を走る道で、突然路肩に停車すると幌を開けたのだった。

やはりオープンは気持ちいい。
オープンに乗りたくても事情が許さず諦めている諸氏には大変申し訳ないのだが、ここで改めて強調してしまう。やはりオープンは気持ちいい。
正直、オープンはデメリットが多い。第一にその殆どが2シーターである。故に人も荷物も殆ど載らない。しかし、愛車SAABカブリオレは4人乗りなので、2シーターよりは家族、特に嫁様からの非難を浴び難いかも知れない。第二にトップが幌(布)なので、剛性やセキュリティ上の不安が大きい(最近はハードトップのオープンもあり、かなり剛性、セキュリティ共に向上したと思われる)。第三にトップの開閉という通常の車にはない余計な装置があり、この開閉装置が壊れると相当な出費となる。特にSAABというレアな車のレアな部品は、とんでもなく高価なものだった。私の場合、つごう2回もオープン機構が壊れ大枚叩いて修理したのである。
そんなデメリットも、オープンにして郊外の自然な空気を全身に浴びながら走る気持ち良さを経験してしまうと、元には戻れない気持ちになってしまうのである。

話しが横道に逸れてしまったが、秋田から角館までは程良いドライブコースといった感じで、1時間強の行程で着くことができた。
角館での観光スポットは、何と言っても「武家屋敷通り」である。
R46を進んで行くと「武家屋敷通り」の標識が見えて来る。これに従って角館の町に入ると、直ぐに武家屋敷用の駐車場が道の右側に見えて来る。
この日、私が角館に着いた時には既に駐車場は満杯状態。駐車場に入るための待機車の列で道は徐行状態になっていた。
私は、多少離れても直ぐに入れる駐車場を期待して角館駅を目指した。案の定駅の駐車場には直ぐに駐車することができた。0904300218
ここから「武家屋敷通り」までは歩いて10~15分位の距離。
付近の駐車場が満杯状態だったのだから、当然ながら「武家屋敷通り」にも人が溢れているのは想像に難くない訳だが、通りに着くと正に観光客でごったがえしていたのだった。

0904300192「武家屋敷通り」について先ず意外だったことは、中央を通る道の幅がかなり広いことであった。2車線をしっかり確保した上に歩行者用のスペースまで確保されていた。更に驚いたのは、この広い道が観光客でごったがえしているにも関わらず車をシャットアウトしていないことであった。確かに、この道を通る車の数は他と比べると少ないと言えば少ないかも知れないが、地元の車は少なくても他所からの車はどんどん入って来る。0904300196
事実、「通り」に着いた時には、数台通った車(地元ナンバー)が、武家屋敷を一通り見ての帰りがけには、他府県ナンバー車と観光客の団子状態で、歩くのもチョット気を使う状態になっていた。

それはさておき、この角館の歴史を少しだけ紐解いてみると、領主は蘆名氏といい、奥州では伊達氏と並ぶ2大豪族(?)であったらしい。(大変失礼ながら、私はこの辺の歴史はよく分かっていない。)
情報によれば、蘆名氏は”世継ぎ”で恵まれなかったようで、紆余曲折の末、消滅しているようである。
これまた大変失礼ながら、例えるならば、絶滅種となってしまったようだ。

0904300210 この日も「武家屋敷通り」名物の”垂れ桜”が見事に咲いて通りを彩っていた。武家屋敷は、「○○家」と表札が付けられ、名のある武家の家然としていた。
一応見たかったスポットだけに、人の多さにはやや閉口したが、満足できるものだったと思う。

角館を後にして、一路仙台に向かった。
角館から仙台の道程も大した距離ではないように思っていたが、思いの外距離のあることに驚いた。0904300221
仙台のホテル「ホテルJALシティ仙台」に着いたのは18:00をまわった頃だった。
ホテルに着くと早速仙台名物「牛タン」を食すべく、ホテル推薦の牛タン屋に向かったが、店は入り口に行列ができるほど観光客らしき人々で溢れていた。
この調子では他店も同様であろうことが予想され、「牛タン」は敢え無く断念。またの機会に譲ることにした。

5月1日

6 コース:JALシティホテル仙台~青葉山公園(仙台城址)~R6~R50~R122~R254~川島IC~圏央道~あきる野IC~自宅

朝8:00ホテルを出発すると、先ずは名所(?)旧跡(?)”青葉山公園(仙台城址)”を目指した。
市内を走り、高台(青葉山)を目指して上る途中に彼の”東北大学”が有る。正直、私は東北大学が仙台城址にあるとは知らなかった。
考えてみれば、金沢大学も金沢城内にあるし、旧国立Ⅰ期校ではこのようなパターンの所が多いのかも知れないなどと、勝手に思ったりしたものである。0905010223
駐車場にに着くと、既にかなりの車が止まっていた。見ると、県外ナンバーが非常に多い。勿論自分もその内の1台になるのだが、遠くは岡山や奈良などの文字も見られた。
ここでも”千円均一”効果が現れていたようだ。

青葉山公園を後にして、いよいよ東京の自宅を目指した。
東北道を行けば、苦もなく東京に着くことができる。しかし、それでは余りにも面白くない。ということで、プランは圏央道川島ICまで下道を行くことに決めた。
下道は?といえば、東北道以外ではR4が東北の動脈となるだろう。しかし、これも面白くない。できるだけ太平洋側の海沿いを走りたいと考え、R6を南に向かうことにした。
後から分かったことだが、R6もR4と大差なく、長距離トラックや商業車のオンパレード状態となっていた。景色もR4よりは海沿いだが、海岸縁を走る所は殆ど無く、私のビジョンは多いに狂ってしまった。

南に向かうに連れ、交通量は次第に増して行った。段々東京に近付いているのだという感じが進むに連れて強く感じられるようになった。

水戸市内を抜ける時には、渋滞にもはまり込んだ。R50を走っている時には、片側3車線というバイパスだろうか、自動車専用道も走る状態となった。
東北(青森、秋田)のスムーズで交通量の少ない状況が懐かしく思えると同時に、いよいよ帰って来てしまったという思いがひしひしと湧き出した。

圏央道川島ICに着いたのは、夜9:00を回っていた。
ここから我が家までは、もう直ぐである。
真っ暗な中を数多くのヘッドライトが行き交い、脇には適当にネオンサインや街路灯が見え隠れする。
圏央道を走り出して、ますます我が家が近いことを感じるようになった。

結局我が家には夜10:00過ぎに着くこととなった。
違反や事故も無く無事に帰って来れたことに改めて安堵し、今回初めて青森、秋田を経験できたことの余韻が暫く続くのであった。

総走行距離: 2,431km
総給油量:     206.4L
平均燃費:       11.78km/L



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