花と猫と・・

興味を惹いたアレコレ

色合いが面白い白粉花(おしろいばな)

2021-09-08 | 

外を歩いている時いつも植物を見ています。
道沿いの玄関先の鉢植え、街路樹の植え込み、
公務員宿舎の敷地(棟と棟の間が広くて贅沢な植物空間)、
大型の園芸店(インスタグラムOKで撮り放題)とか。

変わった模様の白粉花を見つけます。






同じ枝から違う色や模様が入ったり



します、何故??。



こんな色合いや模様が出るのか、同じ枝から色違いは?調べてみると、
花色の関する CとRの遺伝子とトランスポゾン遺伝子が働いているとのこと。

白粉花の色素はベタレインと言い、
ベタシアニン(赤色色素)とベタキサンチン(黄色色素)の化合物の総称。
・ベタシアミンが働いたら赤色
・ベタキサンチン働いたら黄色



C遺伝子とR遺伝子にトランスポゾンが入り混むと色が作られなくなり白色。
白色の色素はない。
入った場所から飛び出すと赤色あるいは黄色の色素合成が復活する。



模様の入り方については以下。

トランスポソンはいつ動くかというと、細胞が分裂するときに動きます。
オシロイバナの場合、花弁のように見えるのは萼片ですので、萼片のもととなる細胞が分裂して 萼片が形成される際に、たとえば最初の分裂の後、2つの細胞になった時に片一方の細胞でトランスポゾンが動けば、その細胞から分裂してできてくる花弁の部分の細胞においてはすべてトランスポゾンがない状態になっているため、極端な場合には花の半分が白、残り半分が赤色(黄色)になります。
萼片になる細胞の分裂が進んでからトランスポゾンが動いた場合には、 その他の多くの細胞ではトランスポゾンが挿入されたままであるため、広い範囲で白地になり、その中に点々と、あるいは線状に存在するトランスポゾンが抜けた細胞が赤や黄色の斑入りとして見えるような形になります。
ー一部抜粋ー
オシロイバナの色の出方について 小関 良宏(東京農工大学大学院生命工学)
なるほど~。


赤寄りのオレンジ色の花も見かけます。


ベタシアミンとベタキサンチン両方の色素が混ざって出てるんでしょうね。



半々で色違う花、赤黄白と3色仕様も見てみたい。
白に黄色も見かけないですね、探し歩こうと思います(^O^)

ところで、花弁に赤色入ってるのは雄蘂も赤い、白色は黄色です。
関係あるのかな。



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