
お庭で収穫した八朔(はっさく)で、マーマレードを作りました

今月の中旬に収穫した八朔が、置いているうちに酸味が取れて
おいしくなってきたので、マーマレードを作ることにしました

冬は柚子でジャムを作ったんですが、
八朔でジャムを作るのは今回が初めて

基本的な作り方は、柚子ジャムのときと変わらないのですが、
今日は自分の覚書用として記録しておきたいと思います

甘夏など柑橘類であれば作り方は変わらないので
よかったら参考にしてくださいね。
★★★はっさくマーマレードの作り方★★★
【材料】
・はっさく 今回は6個
・砂糖 皮と実の総重量の50%~60%
・レモン果汁 大さじ1
①はっさくをきれいに洗う

塩をつけて洗って水気を拭いておく。(塩は汚れ落としです)
②皮を剥く

個人的に厚切りの皮があまり好きではないので
皮だけを薄く剥きました。
★Point 市販のマーマレードのようにする場合は、
皮を厚く剥いて、後で白いわたの部分を取り除くとよいです。
③皮を細く切る

1~2㎜くらいに細くスライスし、重さを量っておく。(後で砂糖の量を決めるため)
皮はきれいな部分だけを6玉のうち2玉分くらい使いました。
子どもも食べるので、食べやすいように細く切っていますが、
もう少し太く切れば食感もでて、市販のジャムのようになります。
④皮を煮こぼす

皮を鍋に入れ、ひたひたくらいのお水を入れて火にかけ
沸騰させて煮こぼす。これを3回以上繰り返す。
最初の1~2回は緑色の煮汁が出ます。
煮汁が透明になるまで繰り返す。

これをしないと苦くて食べられないと思うので、結構重要な作業です。
⑤保存する瓶を煮沸消毒する

④と同時進行で、瓶の煮沸消毒をする。(フタも忘れずに)
沸騰したお湯に瓶を静かに入れ、強火のまま5分以上加熱する。
消毒した後は瓶を自然乾燥させておく。

⑥実を取り出す

④、⑤の作業をしながら、実を取り出す。
種は後で使うので、別の容器にとっておく。
⑦鍋に実を入れ、半分の量の砂糖をまぶす

⑥の実を鍋に入れて、砂糖をまぶす。
1~2時間以上置いておくと水分が出てきます。

★Point 今回砂糖は全部入れましたが、皮を厚く切った場合は
好みの硬さになるまで茹でてから、残りの砂糖を2~3回に分けていれます。
最初から全部入れてしまうと、皮が硬くなってしまいます。
私は、普通の上白糖を使いました。グラニュー糖でも可。
上白糖の方が、グラニュー糖に比べて甘みが強くコクがあります。

入れたほうがいいと思います。
砂糖が多ければ多いほど、長期保存が可能になります。
逆に少なければ、カビが生えます。
⑧煮込む


水分が出てきたら、皮とお茶パックなどに入れた種を一緒に入れて煮込む。
火加減は中火。コトコトと煮ます。
お茶パックは皮が柔らかくなったら取り出す。
果実が残る感じにしたかったので、実はあえて大きいまま入れました。
細かい方がよければ、砂糖を入れる前に手でつぶしてもかまいませんが、
煮ている間に自然とつぶつぶになります。
⑨灰汁を取る

しばらく煮ると灰汁が出てくるので、
とにかく、これをすくって、すくって、すくいまくる!!
丁寧にすくいきると透明度の高いキレイなジャムに仕上がります

アクを取り切れたら、砂糖を数回に分けて入れ、
最後の砂糖を入れるときにレモン果汁も入れて弱火にします。
⑩好みのとろみになるまで煮込む

私は、鍋に入れた量の1/3くらいになるまで煮詰めました。


艶が出てきたら出来上がり。
熱いうちはサラサラしていますが、少し冷めるとトロリとします。
⑪瓶に詰める

ジャムが熱いうちにビンに入れ、すぐにふたをし、
粗熱が取れるまで逆さまにして置いておく。
★長期保存をしたい場合
中身を入れてから、蓋を軽くかぶせて
瓶が7~8割浸るくらいの熱湯に入れて(熱いのでトングを使うといい)

10分~15分煮沸します。(水気が中に入らないように注意する)

その後は、瓶を取り出して蓋をきちんと閉めて
粗熱が取れるまで逆さまにして置いておく。
自家製はっさくジャムのできあがり~


ほんのり苦味がありながら、果肉の優しい甘さのあるマーマレード。
手順が多くて手間隙かかるけど、
お家で作ると味も香りもよくて、とってもおいしいです

瓶詰めをして、入りきれなかったのは
柚子茶ならぬ八朔茶?にして飲みました


ホットドリンクにして飲んでもいいし、もちろんパンにぬってもいいし。
今度はお菓子にも使ってみようかな。。。