
「よう。」
琴子が見上げるとそこには入江君が立っていました。
自分に傘を傾けて…
「入江君?なんで?」
「迎えに来たんだよ。オマエを。」
「迎えに来た?私を?」
あの入江君が迎えに来た!(笑)
原作ではご存じの通り、駅で琴子を待っている。
で、「待ってたんだよ。オマエを」なんだけど、
ドラマはあえて変えたんですねぇ~
でもって、迎えに来たってのが、思いっきりツボ。
入江君、琴子がここにいるのどうしてわかったんだろう。
って突っ込みはやめておきましょうね。
入江君が迎えに来た。
その状況が飲み込めない琴子。
あまりにも心が入江君を求めていたから、幻だと思ったかな?
でも、幻じゃなく、本物の入江君は琴子へそっと手を差し伸べ
立ち上がらせました。
立ち上がらせると、そのまま黙って歩き出します。
狐につままれた顔の琴子はそのまま黙ってついていきます。
そして、
「アイツと逢ってたのか。」
「あいつ?」
「池沢だよ。」
いつも思うけど、金ちゃんの名前を最初から言わない入江君。
アイツと言えば入江君の中では金ちゃんなんだけど、
それが琴子はいつもピンと来ないんだよね。
だって、入江君が金ちゃんとのことを気にしてるなんて
これっぽっちも琴子は思っていないから…
周りのギャラリーにはすぐわかるのに。ppp
「プロポーズされたんだってな。」
「そうよ。私だってまんざらじゃないんだから。」
「なんて答えたんだよ。」
「なんて答えたって入江君には関係ないでしょ。
入江君は、沙穂子さんと結婚するんだから。」
「・・・そうだな。」
悔しさまぎれに琴子はちょっと攻撃的。
でも、魔法の解けた入江君は沙穂子さんのことを言われても
もうピンとこないんだけど、とりあえず相槌ち。
あのね。小出しに突っ込んじゃうんだけど、
入江君の傘の持ち方、萌えぇ~~な人~~
紳士だよねぇ~。
自分の肩を濡らし、でもちゃーんと琴子は入れてあげる。
そして、この距離感。ppp
「私…家出るね。お父さんともう決めたの。そして…
金ちゃんと結婚する。」
たった今、金ちゃんを振ってきたばかりなのに、入江君への見栄。
でもこの言葉は効果抜群だった。
それまで前を向いていた入江君の目線が琴子へと移る。
「それで、金ちゃんと一緒にお父さんの店継いで…」
「アイツのこと、好きなのか。」
かなりイカった顔しております。入江君。
琴子がしゃべり終わるの待たずに突っ込んでるし。
「金ちゃんはあたしのことを高1の時から、ずーっと好きでいてくれたんだよ。」
もう我慢の限界な入江君。
だって、許せないんだもん。琴子が他の男を好きと発することが。
歩くのをやめちゃいました。(笑)
「オマエは好きって言われたら好きになるのか」
「何よ!悪い?私はもう何年も片思いして実らない恋に疲れちゃったの。
入江君は沙穂子さんのことを考えてればいいでしょ。
私のことなんかっ。」
と、突然入江君は持っていた傘を投げ出し、琴子の肩をつかむ。
「オマエは俺が好きなんだよ。俺以外好きになれないんだよ。」
名シーンでございます。
「ざまあみろ」と1.2を争うイタキス名セリフでございます。
このシーン。前にも話したけど、原作では琴子のホッペをたたくの。
でも、さすがにそれはやりすぎだからね。
琴子の肩を少し強めに揺さぶることで見事に
その変わりのシーンを再現されていました。
「オマエは俺が好きなんだよ!」と激しく言った後、
「俺以外…好きになれないんだよ。」と諭すように言う。
びっくりする琴子だけどやり返します。(笑)
「なによ。自信たっぷり。そうよ。そーよ。そーよ。
だって仕方ないじゃない。入江君は私のことなんか好きじゃないんだもん。
私のことなんか・・・」
それ以上そんな言葉を琴子の口から言わせなくなかった入江君は
突然KISSを…
いいとこですが…
私…ふるぽんのちゅー。好きなのよねぇ~
口がとんがっていない。(爆)
つーか、きれいなんです。KISSの仕方が。
琴子はびっくりしてこんなんなっちゃいましたけど。ppp
ファーストキスの時もそうだったけど、
一度キスして更にぐぐぐぃっとぉ~みたいな。
このシーン、何度コマ送りで見たことか。
きゃっきゃ。
そして、またもや名セリフ
「俺以外の男、好きだなんて言うな。」
これぞ、入江直樹!でございます。
自分は一言も「好き」って言わないの。
でも、この言い方で好きだとわからせるの。
だから琴子は入江君の気持ちを確信して、次の言葉は
「KISS、2回目」なんだよね。
なんて目で琴子を見つめるのぉ~~~
入江君。かっこよすぎです。
「3回目だろ。」
そして…
「もう数えなくていいよ。」と頬にKISSする。
だぁぁぁぁぁ
すいません。ふるぽんがあまりにかっこよすぎて、キャプを取りすぎました。
でも、どのキャプも省けない。(少し省いてるけど…)
頬にKISSしてそれから優しく琴子を抱きしめます。
やっと…やっと…自分の腕の中に戻ってきた琴子。
必要以上の言葉はないけれど、でも、抱きしめるそのしぐさに
入江君の愛が、あふれている。
更にぎゅっと抱きしめる。
どんなに夢みたことだろう…
こうして琴子を抱きしめることを。
もう夢ではないんだ。
やっと…やっと…
自分の心に素直になれた入江君でした。
琴子も…夢じゃないことを実感してるんだね。
入江君の腰に回した手が物語っています。
もう 離れない…
もう 離さない…
本当によかった。
小出しでごめんなさい。続きます。