アルコール依存症ダンナと共依存妻よ~memorial~

平成25年7月7日にアルコール依存症だったダンナが他界しました。書ききれなかった思いを綴っていこうと思います。

ダンナはダンナ

2010-05-29 14:47:54 | 
最近はちょっと私の考え方が変わってきました。
以前だったら、飲酒していたらしていたでいやでたまらなくなっていたし、断酒中のときはいつかはまた飲むのだろうと、飲んだ時のことを考えてダンナの飲酒のことばかり思っていました。
今は、飲んだら飲んだでかまわない、そう、かまわないと思っているんです。
どうしよう。ではなくかまわない。です。
ダンナはダンナ。私は私です。
以前はダンナが病院に行くときはちゃんと付き添い、私も診察室に入って先生から話を聞いたり、質問したりしてたんですよ。
本当にもう、恥ずかしくなるような行動ですよね。立派な共依存だなって思います。ダンナのためにやってるのではなく、自分が満足するためにやっていたんですよね。
今はダンナは自分で病院に独りで行って診察を受けてきます。
私からどうだったかは聞かずにダンナが話すのを待ってます。
底つきをしてないダンナはこれからも飲酒するでしょう。先日吐血したことなど忘れて。
でも、いいんです。断酒しないといけない。と決めるのもダンナなのですから。

病院に行く

2010-05-26 20:58:45 | ダンナ
ダンナ、いやがらず、素直に病院に行きました。
でも、吐血のことは言わなかったとのこと。
しかしながら、「貧血のようです」と話しをしてきたそうです。
先生はそれならばと血液検査をしましょう。と採血があったそうです。
大腸にバリウムを入れる注腸検査は31日になりました。
そうして結果を2日に聞きにいくことになりました。
やっぱり貧血なのでしょうねえ~
だるい、だるいと言っています。
でも食欲はあるので大丈夫でしょう。

あれからのダンナ

2010-05-25 14:28:51 | ダンナ
昨日の朝はまだフラフラすると言ってたダンナ。
下血はまだあるのか聞くと、「う~ん、まだ色が黒い」と言ってましたが、夕方、「色がもとに戻ったよ」と言ってました。(きたない話ですみません。でも大事なことなんです。)
夕食はとりあえずまだおかゆ。そうして時期はずれなんですが湯豆腐にしました。
すごい食欲のダンナでした。
今回の吐血は寝ていてが~っと吐いたそうで枕やシーツをずいぶん汚してしまったようです。
夢で吐いたと思ったら本当に吐いちゃって・・・と言っていました。
そのあとは夜から吐き続け、翌日午後になっておさまってきたので家に戻ってきたようです。
懲りないのかなあ~、本当に何度も吐いて入院したりもしてるのに・・・
ダンナの場合、吐くことによって食道の壁に裂け目ができるのです。マロリーワイスと言います。お酒を飲む人に多い病気です。それと食道潰瘍です。
胃のほうではなく最近はいつも食道の具合が悪くなるのです。
さて、明日は埼玉医大の消化器内科の受診日です。
今回、吐血したことをちゃんと話せばいいのだけれど、ダンナのことですからきっと黙っているでしょう。

ちょっとは良くなりました。

2010-05-22 19:29:36 | ダンナ
昨日に比べてダンナの調子はちょっと良くなったようです。
愛犬の散歩にも私と同行しました。
私が無理しないで・・・と行ったのにどうしても行くと言ってききませんでした。
まだ、昨日の夕方からおかゆを食べさせているのですが、今日は昨日と違って残さずに食べてくれました。
さて、実は月曜日に例の大腸憩室炎の検査でバリウムを腸に入れての注腸検査が入っていたのです。
でもダンナはちょっと行ける元気がないからと言ってキャンセルの電話をしました。
たしかに健康な人でも辛い検査のはずです。しかたがないですね。
水曜日に消化器外科の診察の予約が入っているので、また先生と相談して新たに予約を入れることになりそうです。

ダンナの調子

2010-05-21 11:12:33 | ダンナ
今回の吐血は私が思っていたよりひどかったようです。
もしかしたらまだ少しは出血してるかも・・・
あまり痛がりませんが、とにかくだるいようでほとんど横になっています。
貧血なんでしょうね。
吐いてる姿を見ていたらきっと救急車を呼んでしまったかも・・・です。
吐血してるということはおなかの中にも血が溜まっているので真っ黒な下痢をするのですが聞くところにろると今でもそんな状態のようです。
とにかく、脱水症状にならないように水分はたくさんとらせています。
本当は病院に行って点滴をしてもらったら楽になるのですが、ダンナに言ったところそれはいいと断るんです。
行かないというのを無理やり連れていってもしかたがありません。
本人が辛ければなんとかしてくれと私に言ってくることでしょう。

懲りないダンナ

2010-05-19 18:54:08 | ダンナ
我が家では車が車検を迎えました。
父に頼めば知り合いの自動車整備の人に見てもらって父が直接持っていくユーザー車検をしてくれるのですが・・・・
そうすれば本当に安くすむのに、ダンナは義母の知り合いの自動車整備工場に持っていくとききませんでした。
そうして、わざわざ昨日、持って行ったんですよ。
もちろん、早々と出かけて行きました。
ふ~~ん、お母さんのところで飲むんだなって思いましたよ。
で、帰ってこなかったんです。
途中で電話は二度ばかりかかってきましたが、調子よく酔ってるカンジでした。
夕方、自動車整備工場から出来上がりました~と電話がかかってきたので、とりあえずできたことをダンナに連絡しなくちゃ。このぶんなら、きっと飲んでるから明日、寄って帰ってくるのかな。と思っていました。
するとダンナがふら~~と帰ってきたのです。
素面なんです。こりゃおかしい・・・と思ったら「調子が悪くなっちゃった」と。
「うん、目が落ちくぼんでるね。血を吐いたかな?」と聞くと、昨夜から吐いたと言います。
「もうね~、飲めない体になってるのよ」って言ったけれど返事はナシ。
在庫の胃の薬を飲ませて、スポーツ飲料を飲ませて、さっさと寝かせました。
もう、こんなこと何度もやってるのになんで懲りずに飲むのでしょうかねえ~
それがアルコール依存症なんでしょうね。

近所付き合い

2010-05-13 20:02:17 | ダンナ
ダンナは飲んでるときにはご近所の人たちとはまるで付き合いをしませんでした。
それが今では愛犬の散歩で出会う人たちと仲良く話しをして、笑っています。
まったく嘘みたいです。
我が家で町内会の役員をしたときもいつも飲んでいたので日曜日の集まりには出られません。
他の家ではご主人が来ているのに我が家では私が代わりに出席していました。
今では朝は小学生の登校班の集まりの場所が我が家の前なので顔を出して、皆に「いってらっしゃい」と声をかけています。
隣近所のご主人や奥さんとも気さくに話をしています。
飲んでいた頃は批判的な目で見ていたのですが、それが嘘のようです。
今度は近所の神社の歴史の勉強会に近所のご主人から誘われて行く気がまんまんなのです。
そんなダンナを見ていると、ああ飲んでないってことは普通のお付き合いができる人なんだと今更ながら思ってしまうのです。

ダンナの問いかけ

2010-05-07 17:28:49 | ダンナ
今日、午前中に私はダンナの傍で本を読んでいました。
ダンナはというと、テレビのドラマを見ていたようです。
そのドラマで「ご主人はお酒をすごく飲む人で奥さんはすごく気をつかっていた」というようなことを言っていたような・・・
するとダンナ「おい、お前も俺がお酒を飲むと気を使うの?」と聞いてきたのです。
「うん、そう気を使ってしゃべっていたのよ。だって本当に怖かったもの」と言えたんです。
前だったら素面のダンナにもそんなことは言えなかったのです。
でもはっきり言えました。
ダンナはそれを聞くと「ふ~~ん」とうなずき、その後は何も言いませんでした。
本当に怖かったものねえ~
私の気持ちを言うことができて本当によかった!!

ゴールデンウィーク

2010-05-03 21:10:45 | ダンナ
只今、GWの真っ最中。
ダンナがまだ働いていたころはGWが憂鬱でしかたがありませんでした。
憂鬱というより恐怖でしたね。
それは連続飲酒が始まるからです。
家の中で飲んで怒鳴ってるのはまだいいのですが、どこかに行きたがるのです。
ダンナはお酒を持って車の助手席に。
私が運転させられて、よく伊豆のほうに行ったものです。
ダンナは飲むと狂暴になるので、ちょっとでも車が混んでいると手を出して、クラクションを鳴らしたり、窓を開けて怒鳴ったりするのです。
私の運転がまどろっこしいので私は怒鳴られっぱなしでした。
本当にいやでしたよ。
道もよくわからないのでダンナが寝てしまうとどうしていいのかわからなくなってしまうのです。
どこか車が止められるところを探して、ダンナが起きるのを待ったりしましたよ。
出かけるときはそんな様子。
出かけずに家にいると連続飲酒の始まりです。
怒鳴られて叩かれて大変でした。
だからとにかく連続休暇は怖いいやなものでした。
お正月休み、GW、夏休み・・・本当に怖かったです。
それを思えば今は本当にほっとしています。
今日はダンナと愛犬とで隣の市営公園に散歩に行きました。
おだやかな日々が続いています。