アルコール依存症ダンナと共依存妻よ~memorial~

平成25年7月7日にアルコール依存症だったダンナが他界しました。書ききれなかった思いを綴っていこうと思います。

2008-05-26 21:15:45 | ダンナ
ダンナ、やっと安定剤と睡眠薬の薬が終わりました。
アルコール専門病院のH病院を退院するときに貰った薬がいつも飲んでる消化器系の薬と神経科の薬だったのです。
まだ精神的に安定していなかったので、近所のかかりつけの先生に薬がなくなったときに相談して神経科の薬も出してもらっていました。
ただ、H病院では安定剤のセルシンが一日3回、1回に5mmの量だったので先生が多くないですか?と私に質問してきたのですね。
やっぱり5mmだとなんとなくろれつがちょっと回らないような?ぼやっとしたようなカンジがすると答えたら、先生も「私もなんとなくそう思う」とおっしゃったので、1回に2mmという量に変更してくださったのでした。
先生も1回5mmを飲んで安定していたのだから少し減らしてやめたほうがいいという意見だったのです。
寝る前に飲む睡眠薬も強かったようですごいいびきをかいていたので先生が今度は半分の量にと調整してくださいました。
それで、10日分だしていただいていたのですが昨日からもう神経科の薬はなくなったので飲んでいません。
どうにかなるかなと思ったのですが、夜もよく眠っているし、昼間も安定しています。
このまま神経科の薬は終わりでいいようです。
せん妄のほうも今はよくなったようです。
退院直後はまだなんとなくおかしなことを言ったりしていたのですが今はそんなこともありません。
今回はせん妄がひどくなくてよかったです。
一昨年ひどかったときにアルコール専門病院に入院していたらせん妄もあんなにひどくはならなかったのでしょうね。
でもあの状態なら体のことを考えたらやっぱり一般病院に入院しなければなりません。
H病院のケースワーカーさんが、「よくそんな状態で入院させてくれていたわねえ。りっぱな病院だわ。」とおっしゃっていました。
私も本当にそう思います。

とんだ失敗

2008-05-24 01:37:49 | ダンナ
日々、整理とそうじにあけくれてるダンナ。
急に「今度は納戸の掃除をする」と言い出し、納戸の整理を始めたダンナ。
は!!納戸にはたしか・・・
そう、先日までダンナが飲んでいた焼酎が3本もしまってあったのです。
ダンナはそれを見つけ、「これは俺の焼酎だな」
私はドキドキしながら、「うん、そう飲まないならRちゃん(私の弟)が欲しいって言ってたから」
「ふ~ん、そう」
「見てたら飲みたくなった?」
「ううん、ぜんぜん飲みたいと思わないよ。ここじゃなくて違うところにしまっておこう」
とダンナは食器棚の中にそれをしまいました。
う~ん、もうドキドキしてしまいましたよ。
でもダンナはウソがつけない人。
飲む気がないってことは本当でしょうね。
でもはやいところ処分しなくては。
とんだ失敗をして、私のバカって思いましたが、ダンナの気持ちを確認してちょっと安心した私でした。

皆さんありがとう。

2008-05-22 20:31:42 | 
ダンナの長男のことを書き込んだらいろいろなコメントを頂きました。
ダンナの立場にいる人、子供の立場にいる人。そうして私の立場にいる人。
とっても勉強になりました。
それぞれどんな立場でも辛いですよね。
アルコール依存症って本当にひどい病気ですよね。
自分だけでなく回りを巻き込んでいく病気です。
巻き込まれては自分が辛くなるだけ。
自分というものをしっかりとさせていかなければなりません。

最近のダンナは飲む気配はまるでないようです。
見ていてもそれだけはわかります。
でも、がむしゃらに家事をやっています。
つき合わされてる私はくたくたです。
でも、飲酒されるよりずっとずっとましです。
いつまた飲むだろうかという不安はぬぐえませんが。

音沙汰

2008-05-20 21:55:16 | ダンナ
今日、ダンナの長男が義母のところに来たそうです。
ちょうど、義兄もいたので話をしたそうです。
はっきり言ってダンナの子供のことでは苦労のしっぱなしだったのでずっとずっと音沙汰がなかったのがよかったのに何で今頃!!と思いましたよ。
ダンナの子供のことをあれこれと言ってはいけないのだろうけれど、何か事が起こるたびにダンナは悩み、怒り、心配してお酒の量が増えて、私に当たったんですよね。
もしくはいろいろなことでお金の無心にきたりもしたので本当にいやな思い出しか残っていません。
今まで顔も出さずに何年もいたのに義母のところに顔を出すのはおかしいとも思いました。
ダンナの長男はダンナの前妻さんの再再婚相手のところの仕事を手伝ってるということでしたが、そこをやめたい。と言ってきたのだそうです。
義兄はそんな甘いことを言ってたらいけない。仕事はちゃんと続けろと叱ってくれたそうです。
そうしてそのことをダンナに電話してきてくれました。
ダンナは今日はずっと心配だったようです。
夕方になって義母のところに電話して「まさかあいつはお金の無心に来たんじゃないの?もし、そうなら、絶対にお金をやるんじゃないからね。何かあったら母親(ダンナの前妻)に言えばいいんだ。」などと話していました。
ダンナの子供たちはダンナに冷たくて、お金が欲しいときだけしかダンナに連絡をくれませんでした。
お正月の挨拶も父の日も無視。
結婚のときは連絡をしてきましたが、それはお祝い金を貰うためだけで、もちろんダンナは結婚式には呼ばれませんでした。
長男は妹の結婚式の前に我家に来て「パパのかわりにM子(ダンナの長女)の教会でのエスコートをするんだからお金をくれ」とまで言ってきたのです。
ダンナは怒ったのなんの、「それはパパが頼んだことじゃない!!勝手にすることなんだろう!!」と怒鳴っていました。
そうして悔しくて飲んで私にあたるわけなのです。
と、言ったらきりがないくらいいろいろなことがあったのです。
ダンナは子供がかわいいので離婚をしてかわいそうなことをしたと思い、本当に子供に関してはかわいがってきました。
そんな優しいパパだったのですが、今は自分たちに子供が生まれようが、離婚(長女がです)しようが何も連絡してきません。
親戚付き合いもまったくしてなかったのですよ。
こんなことでダンナを悩ませたくなかったですよ。
大事なときにこんなことで。
今日は本当は言ってはいけないことを書いてしまいました。
醜いですよね。ダンナの子供のことこんなに悪く書いては。
でも、今日はなんだか情けなくてここに書いてしまいました。

それなりの安定

2008-05-18 03:43:02 | ダンナ
毎日、毎日元気なダンナとの家事の毎日です。
昨日は棚を組み立て、庭掃除をして買い物をしてとダンナといっしょに行動しました。
毎日ダンナにくっついてダンナと家事をしてるのですが、体はくたくたですよ。
でも精神的にはとっても楽です。
なんだか、ダンナが飲んだらどうしようと思わなくなりました。
今までは、断酒を始めてもまた飲んだらどうしようと思っていたのですが、今度はなぜか手ごたえをカンジます。
でも、どうなるかはわかりませんけれどね。
ダンナは今日は父と話をしながら棚の位置を確かめていました。
本当に父と話したことは久しぶりです。
父のことはきっと快く思ってはいないのでしょうが、ちょっとはよくなったのかなと思います。
少し、安心しました。
日々、回復していくようなダンナです。

全国の共依存妻さんたちへ

2008-05-16 21:51:29 | ダンナ
今回のダンナの連続飲酒、断酒会の参加、ダンナの保護入院、入院の失敗、断酒をはじめる。といろいろありました。
カウンターがわかるのでどれだけたくさんの人が私のブログを読んでいてくれるのか、と思うと、胸が苦しくなるほどです。
私のように共依存にどっぷりひたりきってる人がきっと多いのでしょう。
どうすることもできずに、ダンナさんの飲酒を見守っているのでしょう。
たくさんつらい思いをしてるのでしょう。
離婚したい、しようか、でも、今離婚したらこの人はどうなるだろう。と思ってる人。
すでに離婚してしまってそれをものすごく後悔したり、悩んだり、苦しんでる人。
皆、辛いよね。
でも、考えたら、自分が一番大切なんだと思うことが大事だと思いました。
自分が情けないと思ってはいけないんだ。
だってものすごく苦しんで、がんばってきたんだもの。
きっと良いこともあるよって思いたい。
アルコール依存症より共依存のほうが治りにくいといいます。
私はかならずしも共依存が全部悪いとは思いません。
相手にもよるのではないかと思っています。
でも、だんだんと治していきましょう。
がんばって、いつかは笑いましょうよ。

診察

2008-05-15 00:08:33 | ダンナ
今日はダンナ、退院後初めての主治医の先生のところに診察に行きました。
いつも2週間に一度行っていたのですが飲み始めてから一度も行くことはなく、私に薬だけもらいに行かせていたのですよね。
だから先生は事情をすべて知っていますし、今回入院したときもちゃんとH病院にもって行く診断書も書いてくださっていたのですよ。
ダンナは病院に行くのがなんだか恥ずかしいなあ~と言っていたのですが、ちょっと風邪を引いたようなので、ちゃんと行ったほうがいいわよ。と言ったのです。
すると、行くからと言っていっしょに行ったのですよね。
先生は診察室に入ってきたダンナを見て、ちょっとびっくりしたようでした。
そうですよ、入院してると思っていたはずですからね。
私もいっしょに診察室に入ったものだから(ここらへんが共依存)先生は私の顔を見ます。
「30日に入院したのですが5日に退院してしまいました」と言ったら、先生もあまりダンナに聞かずにいつもの診察をして退室させました。
でも先生、ダンナに「もう、飲まないんだね?」と聞くとダンナはにや~っとてれくさそうに笑っていました。
それから私の番。
とりあえず、今回のことをくわしく話、出てきてしまったことを伝えました。
先生も飲まないということを信じてあげましょう。と言いました。
先生に「これからもよろしくお願いします」と伝えて診察室をあとにしました。
先生もダンナの調子がいつもよりぼやっとしてるカンジですね。と言ったので一昨年のことを話し、見守っていくつもりです。と答えました。
いつものお薬を出してもらって、それの他に風邪薬も出してもらいました。
ダンナ、よく先生のところに行ったなあと感心しましたよ。
こんな場合は絶対に行かないのが普通でしたから。
もう、飲まないと覚悟を決めたので行く気になったのでしょうか。

せん妄

2008-05-13 22:14:42 | ダンナ
ダンナ、とっても元気だけれど、やっぱりまだ少しおかしいカンジがときどきします。
今日は義母と義兄が来てくださったのだけれど、帰り際、二人もこそっと私に言ってきました。
やっぱりな~と思います。
普段は大丈夫なのですが朝、起きる時間を間違えたりとどうも時間に対する感覚が少しにぶいようです。
犬を2頭飼っていますが、前はそんなことなかったのに間違えて名前を呼ぶこともすごくあるのです。
とっても心配だけれど、まだまだお酒は体から完全に抜けていないと思うのでこれはしかたないかと思うのです。
一昨年あまりにもひどかったので今回のはかわいいものです。
それともやっぱり脳の萎縮もあるのでだんだんとおかしくなるのでしょうか。
少し不安もカンジます。

元気

2008-05-13 06:17:08 | ダンナ
毎日、元気に家事をするダンナです。
たまった本を整理して、組み立て本棚を購入してきてせっせと二人で本棚を仕上げました。
いらない本は古本屋に持っていって買い取ってもらいました。
仏壇は磨くし、冷蔵庫などを磨くし、庭の生垣はきれいに刈り込んだり、と毎日本当によく仕事をしています。
私は家事が苦手なので助かるのですが、ダンナは文句も言いながらするんですよね。
いっしょに手伝わなければならないので、もうくたくたになってしまいました。
でも、飲まないでいてくれるのでほっとしてはいます。
昨夕は夕食のときにけっこう自分から話をしていました。父も母もうなづきながらダンナの話を聞いていましたよ。
ここ、2日ばかりダンナは父の悪口を言わなくなりました。
今でも、気には入らなく思ってるようですが、私にむかって文句や暴言をはかなくなりました。
このままおだやかになってくれたらいいなあと思っています。

決心

2008-05-11 01:37:42 | ダンナ
ここ、2、3日体調を崩して起きられませんでした。
大事で楽しみにしていた断酒会の家族会にも行かれませんでした。
とってもザンネンです。
今回はダンナの入院、そしてすぐにの退院の話をしようと思ったのですが。
会員の人は「あら、1回で来なくなってしまったのね」なんて思ってるだろうなあ~
ちょっと寂しいです。
でも、来月は必ず行きます。
私が少しでも楽になりたいから。そうして先輩たちの話を聞きたいからです。

さて、我が家のダンナさん、私が寝てようと家事にいそしんでおります。
庭の草むしりが終わったと思ったら、台所で食器棚を磨いたり、蛇口を磨いたりしています。
こまごましたものの整理なども始めています。
ときどき自分でお茶を入れて飲んで休んでは、また始めています。

今日はお酒の話になって、「今はぜんぜん飲みたいと思わないんだよ。それよりお腹がすいてしかたがないんだよ。俺はもうお酒は絶対にやめたからな。お腹がすくとお酒を飲みたくなったりするからそのときはご飯をたべるようにするよ」と言いました。
ダンナといっしょになってダンナが自分からお酒をやめるとはっきり言うのは本当に今回初めてのことです。
いつも、退院したらお酒の話はうやむやで今回はどれくらい飲まずにいられるのかなあと思っていましたから。

去年のお正月の例もあります。
あのときは食道炎で血を流してる自分の食道を見て、「怖かった、あれじゃあお酒は飲めないなあ」と言ったから期待していたけれど、秋にはスリップしてしまいましたよね。
だから飲まないといってもそれほど信用できないかもとは思っているのですが、今回は自分から何回も言っているのでやはりアルコール専門病院に連れていかれたのはとってもショックだったのだと思うのですよ。
さて、今回はどれだけがまんできるでしょうか。
私は毎回信じてがんばってきたのですよね。
だからダンナのことを信じたいです。

病院の清算

2008-05-08 00:37:12 | ダンナ
ダンナの再飲酒のきっかけは16年間飼ったワンコが亡くなったことです。
亡くなった直後は気丈にふるまっていましたが、日々だんだんと気落ちして飲酒という結果になったのでした。
ダンナ、飲まなくなったら、また犬を飼うと言い出しました。
そうして前のワンコ(柴犬です)を購入した犬舎さんに電話をして亡くなったワンコと同じ血統の犬がいないか聞いたのですよ。
そうしたら前の犬と同じ血統を受け継いでくれてる子がいたのでさっそく連れてくる気になったのでした。
そういうことで、まずは犬を買いに行って、それからH病院に清算に行きました。
ダンナは会計で理不尽なお金をとられるようなら抗議すると言ってききません。
いっしょに会計に行き、清算をしてきました。
4日間の入院で約、12万円。
なによね~、28万の保証金で足りないなんていうことこれならなかったですよね。
ダンナも納得して病院をあとにしました。
それからワンコを連れ、病院の隣の市にあるダンナの実家に寄りました。
ダンナは気に入ったワンコが手に入ったのですこぶる機嫌がいいのですよ。
家に帰ってからダンナが「お母さんにチビを見せてやれ」と言ったのでびっくり。
なんでもないしょにするダンナなのですが、最近は私の母によく話しかけるのですよ。
この調子で父とも上手くいってくれたらなあと思うのですが、なかなかそうは上手くいかないようです。

そうそう、今度、病院に運んでくれた友人たちと旅行をしたいそうです。
運転は俺がすると言ってるので飲む気はないでしょう。
友人たちもわかっているのでお酒のない旅行になるのではないでしょうか。
ちょっと不安だけれど見守っていきたいと思います。

がんばるダンナ

2008-05-07 01:02:01 | ダンナ
朝から草むしりをがんばってるダンナ。
ダンナはとってもまめなんですよ。
ずっと家が改装中だったので庭の手入れをしてなくて草もはえっぱなしでした。
ダンナはせっせと草むしり。
もちろん、私もいっしょでないと気にいらないので私もいっしょにがんばりました。
それからお風呂がまだきたないと掃除をすると言うので、私が「カビキラーでするからいいわよ」というと、「それって何?」と聞くので「まあ、見ていてちょうだい」とせっせとやりました。
ダンナ、お風呂のタイルがきれいになってびっくり!!「こんな便利なものがあったのか~、いつもお前が掃除するときれいになるなと思っていたけれどこれを使っていたのか~。俺はいつもバスマジックリンとたわしでごしごししていたんだぞ~」「私だってお風呂の掃除をするときはそうして磨いていたよ」などと話ました。
ダンナといっしょに家事をするとダンナがあれもやれ、これもやれと言うのでくたくたになります。
ダンナの機嫌をみながらの掃除なのでとっても大変なのです。
でもさぼりぎみの私にしたら良いことですよね。
ダンナは昨日、今日と父母と食卓を囲みませんでした。
犬の散歩の間中、私の父の悪口を言い続けていました。
理不尽なことを言い続けるのでもううんざりでした。
でも、病気がさせるんだと思うようにしました。
皆さんのよせてくださったコメントのおかげです。


感情

2008-05-06 00:20:15 | ダンナ
ダンナは今日は朝早くから起きて、庭の草をむしったりしたようです。
お風呂の掃除はするし、いつものまめさを披露していました。
でも、急に怒り出したりと感情が激しいんですよ。
今日は以前に義母から貰ったお茶をどうしたのか聞いてきたので「お茶筒に入ってるわよ。おいしく頂いてるわよ」と言ったらさあ大変です。
「あれは俺が貰ってきたんだから俺のものだ!!どうして勝手に飲むんだ!!もういい!!全部捨ててしまえ!!」とすごい勢いで怒鳴るのです。
なんだかわけのわからないことで怒鳴っているのですよ。
隣との境に垣根として木を以前に植えたのですが、その木を剪定したのはいいのですが、夜に急に怒り出し、「あの木があったら隣も車が傷つくから明日、のこぎりで全部切ってしまうからな!!」とこうです。
飲んでないのに飲んでるような怒鳴り方、これはまだアルコールが体内から抜けていないのでしょうか?
相変わらず、父のことはすごい勢いで悪口を言ってるので聞いてる私もいやになってしまいます。

退院

2008-05-05 00:46:48 | ダンナ
朝からダンナから電話。
まずは看護師さんに今日退院をすることを話、受付に退院できるか話に行ったそうです。
ダンナは「退院は自由です」って言われたからすぐに来てくれと私に電話をかけてきました。
義兄に電話すると「うん、おふくろから聞いた。おふくろのところに電話があって退院したら寄るっていってきたんだそうだ」と言います。
私はあ~、やっぱり義母のところに寄って飲むんだ!!とあせりました。
義兄に「もし、お義母さんのところで飲んだとしたら、私はもう面倒を見ることはできません。離婚させていただきます」と初めて義兄に離婚の言葉をいいました。
義兄は「わかったからとにかく今から俺も家をでるから病院で落ち合おう」ということになりました。
病院についてナースステーションによって、お世話になります。と看護師さんに話したら、「今日は担当医の内科の先生がお休みなので、神経科の先生を呼びました。来るまで、病室でお待ちください」とのことでした。
病室に行ったら、ダンナがもう準備をして待っています。
私が「神経科の先生がお話に来てくれると言ってるからそれまで待っててと言ってるの」と話しました。
そうして、「そんなにこの病院はいや?だったら他の病院に移ってくれる?パパはちゃんと断酒のプログラムを受けたほうが私はいいと思うよ。」と言いました。
そんな話をしてると義兄がやってきました。
義兄も「どうしても、ここにいるのはいやなのか?」とダンナに聞きます。
ダンナはどんな理不尽なことがあったのか義兄に話して聞かせています。
そうしているうちに神経科の先生が来てくれました。
先生は「僕は内科のほうでどんなことがあったのかよくわからないのだけれど、とりあえず、内科で3週間様子を見て、アルコール病棟のほうにくることになってるようですよ」と言いました。
私もちょっとびっくりしました。
点滴をしてるでもないのにこのまま内科に3週間?ってね。医大でだってダンナの逆流性食道炎の場合、ICUにはいっても退院するのは10日ほどです。
だから移るまでそんなにかかるの?と思ってしまいましたよ。
ダンナは先生に言ってもしかたがないけれど入院してから内科の担当医の先生が一度も来てくれない話や。夜になんの注射か説明もせずに打ちにくる話や看護婦によって、言うことがぜんぜん違う話などいままでのいろいろな不満の話をしていました。
私も聞くのが始めての話も多かったのでびっくりしたのですが。
先生は「そこは申し訳なかったですね。どうでしょうがまんしてもらってもう少し体を治したら、精神科のほうに移る気はないですか?」と言いました。
ダンナは「アルコール病棟はアルコールがやめられない人がいくところでしょう。私はもうアルコールはやめました。それに今までも、3年とか1年とか飲まずにいたのですから」と言ったのです。
私はびっくり!!「アルコールはやめます」という言葉はダンナが始めて言った言葉です。
先生はご家族の人にもききましょう。と私に「ご主人をアルコール病棟に入れたいですか?」と聞いてきました。
私ははっきり、「今まで断酒してもまた飲むことがあるのでちゃんとプログラムを受けてほしいです。」
先生は「奥様は受けて欲しいといっていますがそれでも気は変わりませんか?」とダンナに聞きます。
ダンナは私に「もう、お酒はやめることにしたのだから入院する必要はないだろう」と言いました。
「本当に飲む気はもうないのか?」と義兄も聞きます。
「うん、もう飲む気はないよ」とダンナは言いました。
ダンナといっしょになってダンナの口からもう飲まないと聞いたのは初めてのことでした。
私は本当にびっくりしましたよ。
先生も「ここまでご主人が言ってるのなら信じてあげましょう。アルコール病棟に入ったら、かえって悪くなるかもしれませんね」と言いました。
先生がそれでは退院の手続きをとってきますね。と出ていきました。
それから少しして先生が戻ってきて「申し訳ないけれど、一筆書いてください」と便箋を持ってきました。
「病院には退院したことで病状が悪化しても一切迷惑はかけない」と言うことを書き、ダンナと私がサインしました。
先生が今後、申し訳ないのですが、この病院にかかることはできません。と説明してくれました。
それから私は退院の手続きをとりに受け付けまで行きました。
名前を言ったら、「はい、うかがっています。今日は休日なので連休明けまで清算ができないのですがいつ清算にくることができますか?」と聞かれたので7日には来ます。と答えました。
「え~、4日間の入院だったのですね。清算のとき保証金では足りないかもしれないので余分にお金を用意してくださいね」と言われたのです。
えええええ~~~~~~っとびっくりしましたよ。
だって保証金は28万円も入れているんですよ。
たった4日でそれが足りないのか?と・・・・
さて、病室に戻るとダンナと義兄が待ってました。済んだからと病院をあとにしました。
ダンナが義母のところに寄ると言います。
なんで?と聞くとおなかがすいてしかたがないからお寿司をごちそうになるんだ~とうれしそうです。
「まさかお酒は飲まないでしょうね。」というと「あたりまえじゃないか、何度も言っただろう?」と言います。
そうして「本当は今回のお酒も飲み続けてしまっていつになったらやめられるのかあせっていたんだよ。やめられなくてな~。でも吐血しただろう。あ~やめることができたって思っていたらこんなへんな病院にいれられちゃうんだもの。まいったよ」と心情を話してくれました。
ダンナとはなるべくお酒の話をしないようにしていたので今日は本当にダンナとお酒の話ができてよかったです。
義母のところにつくと義母は心配そうに待っていました。
ダンナが「おなかがへった~、寿司が食べたい!!」と言うので義母と義兄といっしょにお寿司を食べに行きました。
皆でカウンターに座り食べたいものをたくさん食べましたよ。
もちろんダンナは飲まなかったです。
それから家路につきました。
ダンナが元気なのでダンナに運転してもらいました。
ダンナは帰りに大型スーパーに寄ると言いました。
高速を降りてすぐのところにあります。
そこで髪をいつも切ってもらうテナントがあるのです。
髪を切ってさっぱりしたダンナ。
夕食に食べたいものをいっしょに買い物をして家に帰りました。
家に帰ったら、母がダンナに「おかえりなさい、具合はもういいの?」と聞いたのです。私はどきどきしましたがダンナ、「ただいまあ~、もう大丈夫です」と答えてました。
それから私が夕食の支度をしていると父が帰ってきました。
父が「パパ、帰ってきたか?もう飲みそうにない?」ときくので「うん、とりあえず、飲みそうにないわよ。すごく元気よ。」というとよかったなあ~と言いました。
二階にあがるとダンナが気にして「おやじさん、おれのことなんか言ってた?」と聞くのです。
「具合はどうなんだって聞いたから元気、って言ったらよかったなあって言ってたわよ」と言うとほっとしたようでした。
今日の夕飯は久しぶりに父母とダンナと私とで食卓を囲みました。
皆、何事も無かった顔をして久しぶりにおしゃべりしながら食事をしました。
ダンナはふんふん話を聞いてるだけでしたがほっとしましたよ。
さて、ダンナ、本当にお酒をやめてくれるでしょうか?
今日は私もはっきりダンナに言ったしね。
このまま無事にいってくれるといいのですが、どうなることでしょうか。

退院することにしたからな!!

2008-05-03 21:06:50 | ダンナ
今日はダンナのところに着替えを持って行きました。
ダンナ、少し、せん妄がでているようです。
それもすごく軽いものだとは思うのですが、時間の感覚が鈍くなっていました。
お昼を食べたのに、「今食べたのは朝ごはんだっけ?」と聞くしまつ。
まあ、これくらいなら数日で落ち着くでしょう。

さて、夜さきほど2度ばかり電話がありました。
「やっぱり、俺は退院することにしたからな!!」という話です。
理由は担当医が顔を見せない。何かわからない注射を夜に打ちにくる。などです。
今は点滴もしていないのだから家にいてゆっくり休んでればおなじことだろう。ということでした。
二度目の電話は「明日、病院に電話して退院するから、と言ってくれ」というものでした。
義兄が明日、行くことになっているので電話をしてダンナが退院すると言ってきかないという話をしました。そうして病院で落ち合う約束をしました。
義兄もすごく困った様子です。
「ほっておくとどうなる?」と聞くので「タクシーで帰ってきてしまうでしょうね」と答えました。
「う~ん」と困ってる義兄です。
私もこまったなあと思うけれど、どうせアルコール病棟に行かないのなら同じだからいいやと思っています。
それにしてもこの病院の内科、どうなってるのでしょうねえ~