アルコール依存症ダンナと共依存妻よ~memorial~

平成25年7月7日にアルコール依存症だったダンナが他界しました。書ききれなかった思いを綴っていこうと思います。

ダンナの気持ち

2008-10-31 21:44:33 | ダンナ
今日、弟がビールを飲んでるときにダンナと私とで弟を交えて楽しくおしゃべりをしました。
同居を始めたころは弟もビールを飲むのにずいぶんと気を使っていたようですが、最近は慣れて、ダンナの前でも平気でビールを飲んでいます。
そうして弟が飲んだビールの空き缶をダンナはしたりしてるのです。
で、いつもは躊躇して聞けなかったことを思い切って聞いてみました。
「ねえ、Rちゃん(弟)がビール飲んでいてお酒を飲みたくならないの?」と。
ダンナは「ぜんぜん。飲みたいとは思わないよ」と答えました。
ほっとしましたよ~。
たしかに我が家のダンナ、飲みたくなったら自分でお酒買ってきてしまうでしょうね。
それをしないということはやっぱり今は飲む気はないのだと思いました。
断酒をする気はきっとないのだろうけれど、むちゃな飲み方をするのも怖いというところでしょうか。

月一回の受診

2008-10-27 21:14:03 | 
本日、精神科を受診してきました。
いつものように混んでる病院です。
さて私の番。
先生が「何か変わったことでもありましたか?」と聞いてきましたので先日旅行で飲んだ話をしました。
その後、飲んでいないことを伝えるとちょっとおどろいた様子の先生。
「前回、飲み続けたときと今回は旅行だけでやめたのは、何か変わったことでもあったの?」と問いかけてきました。
ちょっと考えたのですが、変わったことは前回はかわいがっていた犬が死んでしまい飲みだしたこと。そうして今回は新しい犬を飼ってそのコをものすごくかわいがってることを話ました。
先生、「う~ん、アニマルセラピーというのがあるんだけれど、アルコール依存症の患者さんに効くというのではないけれどねえ」
「でも、毎日とても楽しそうに散歩に連れて行ってますよ」と私。
で、今度また旅行に行こうと言ってることを話しました。
先生は「きっと旅行のときだけ飲むつもりでいるのかなあ~」と言いました。
「でも、先生、そんなことできるんですか?」と私が聞くと、「ほとんどないけれどまれにそういうふうに我慢するようになる患者さんもいるんだよね」と言いました。
まあ、最後の結論としては「このまま飲まずにいてくれたらいいね」でした。
さて、さてどうなることやらです。
でも今日は先生にいろいろお話できたので私は少しはすっきりしましたよ。

風邪をこじらせました。

2008-10-22 21:56:51 | 
先日、風邪をひいてから体調が良くありません。
咳が止まらず、毎日苦しい思いをしています。
そうして毎日病院に行って薬を吸入しています。
昨日は血液検査をして今日はレントゲン。
風邪をこじらせ、気管支炎、そうして肺のほうにもところどころに影が出ていました。
軽い肺炎もおこしたということでしょう。
微熱が続いて、夜中も咳で眠れなく苦しい思いをしましたが、今日は昨日より少しはいいようです。
昼間はほとんど寝ていましたからね。

さて、ダンナはまた旅行に行きたいと言い出しました。
「なあ、1月あたりにまた、北海道か九州に行かないか?」とのことです。
きっと旅行のときだけは飲めると思ってしまっているようです。
こんなことではいけないのですけれどね。
もう、がっかりです。
でもそういう場を作ってしまった私がいけないのですけれどね。
言い訳ではないけれど、これからいくらでもお酒がからんでくることがあると思うんですよ。
それをどうやってがまんするのかダンナの決意にかかっていると思うんですよね。
私が横からお酒を取り上げたって飲むときは飲むんですよね。
ダンナはまだまだ底つきの体験をしていないのでしょうね。
私自身もまだまだ甘いなあと思っています。

無事帰宅

2008-10-19 01:56:22 | ダンナ
写真会に喜んで出かけていったダンナ。
私は調子が悪かったので病院に行ってきました。
ダンナもいないのでしめしめと本屋さんに久しぶりにでかけました。
体調が最悪なのに本屋に行くなんて私も本当にバカですねえ~
しかしながら、今日の夕食の買い物もしなくてはならないのでついでに食材を買いにも行ってきました。
弟が鍋にしてくれ~というので今日はカンタンに夕食の準備ができましたよ。
弟が「パパ、もしかしたら飲んでくる?そうしたら迎えに行かなくちゃならないから今日はビール飲むのをやめようかなあ」と言ってくれましたが、「大丈夫、そのときは私が迎えにいくから」と言いました。
風邪をこじらせ大変な体調なので弟も心配してくれたのでしょう。
すると、夕方6時前にダンナ帰宅。
自分でちゃんと駅から歩いてかえってきましたよ。
そうして飲んでいませんでした。
よかった~
友人たちに感謝です。
ダンナも一人で飲み屋に寄ることをせずに帰ってきてくれたのだから、やればできるじゃない。と思いましたよ。
「何で飲まなかったの?」と聞いてみたい気もしましたがさすがにその話はタブーです。
当たり前のような顔をしてダンナが今日はこんなだった。と話すのを聞いてました。
とにかく、ほっとしましたよ。
さっそくダンナの友人にお礼のメールをしました。

写真会

2008-10-16 21:46:56 | ダンナ
ダンナ、いつもの友人たちと義兄とで今度の土曜日に写真を撮りに行きます。
不安なのは帰りに皆でお酒を飲んでくるのではないかということですが・・・
でも、その友人たちはこの前、ダンナをアルコール専門病院に連れていくのを手伝ってくれた人たちなのです。
だから、ダンナがアルコールがダメだということを良くわかってくださってる人たちなのです。
メールでお願いしました。
先日の旅行で飲んでしまったことを伝え、今度の写真会のあとが不安だということ。
だから、もし、ダンナがお店に入ったら、無視してそのまま帰ってほしいということをメールしました。
ダンナの友人は快く承諾してくださり、おまけに義兄にアルコール禁止のメールをしておいてくださるとのことでした。
ダンナには友人がほとんどいないのですが、今回行く友人二人はとっても大事な友人たちです。
ダンナのことをすごく心配してくださって本当にありがたく思います。

断酒中

2008-10-14 02:24:56 | ダンナ
とりあえずのところ、旅行から帰ってからはダンナは飲んでいません。
いっしょに買い物に行ってもお酒を買おうとはしません。
旅行のときだけは飲むんだときっと思っているでしょう。今はね。
でも、飲んでも大丈夫だったからちょっと飲んでみよう。たまに飲んでみよう。ということになるのではないかとひやひやしてる状態なのです。
もし、ダンナがお酒を買ってきたら家では飲ませません。
飲むのだったらお母さんのところに行きなさいと言うつもりでいます。
どこかに飲みに行きたいからいっしょに行こうと誘われたら絶対にいやだから飲みたいのならお母さんのところに行ってと言うつもりでいます。
とにかく家では絶対に飲んで欲しくないです。
もし、義母のところに行って飲んだら、義母は迎えに来てちょうだい!!と言ってくるはずです。
そのときは、酔ってるダンナは迎えに行く気はないです。そちらで面倒をみてください。と言うつもりでいます。
今までそんなことを一度も言ったことがないのですから義母だってダンナだってびっくりするでしょうね。
きっと義母は義兄に頼んで我が家に連れてくると思いますが、そのまま連れ帰ってもらうつもりでいます。
とにかく絶対に我が家で飲んで欲しくはないわけなのです。

さて、ダンナ、とりあえず断酒中で、弟が仕事から帰ってきてビールを飲んでいても平気なようですよ。
いつもと同じように接しているし、飲みたいなどと一度も言ってません。
でもこれで安心してはいけないのですよね。
私も油断していました。私だけでも自助会に参加していなければなりませんでした。
ダンナに私の決意を見せておかなければならなかったですね。
ものすごく反省しています。

反省

2008-10-10 22:23:16 | 
本日、二度目の投稿です。
朝、ブログを書いてからもやっぱりいろいろ気になってしまいました。
今までの、ダンナの飲酒のパターンを思い出してみました。
まずは、一度飲んだらそのまま飲み続ける。つまりはすぐに連続飲酒が始まるというもの。
もうひとつのパターンは、一回飲んでみる。そうして断酒。でもまた飲んでみる。断酒数日。そうして飲み始める。連続飲酒になってしまう。
まだまだあります。
家で飲むのはやめようと考える。だから外で飲んでくる。
はじめは一週間に一度。そのうち三日に一度。一日おき。毎日。それから家で飲み始める。つまりは連続飲酒。
つまりは始めの一杯がくせものなのです。
きっとこれから飲みだすと考えておいたほうがいいのでしょうか。

わかってはいるのです。
お酒がついて回るところはなるべく避けなければならないことは。
でも、考えたらとっても難しいのですよ。
冠婚葬祭、旅行など全部、ダメになるのですよね。
そんなの当たり前だと思う人もいらっしゃるでしょう。
でも、ダンナ、3年間断酒していたときは旅行も行ったし、冠婚葬祭も出ています。
それでも飲まないでいられたのですよね。

さて、今日は義父の33回忌でした。
義母と義兄夫婦と私たち夫婦だけでお墓参りだけしようということになりました。
お墓で合流してから皆でお参り。
それから食事でも。と義母のおごりでちょっとリッチなところで食事をしました。
「お飲物は?」のお店の人の問いかけに、ダンナは「俺は飲めない」と言いました。
義母は「私は何を頼もうかしら~」と言ったとたんに義兄が「いりません。皆にお水」と言いました。
飲んでいた頃のダンナなら、お墓までは車ですから運転はしていくでしょうけれど、こういうところでは飲めるだけ飲んで酔ってしまいます。
そうして後部座席でごろ~んと寝てしまうんですよ。
私が運転して帰るというわけです。
だから今日はちょっと嬉しかったですよ。

今度、飲んで暴言を吐いたりしたら、離婚。などと言っていますが、実はいまだにちょっと信じてはいるのです。
今度はきっと大丈夫。って。
やっぱり甘いんですよね。私は。

旅行での話

2008-10-10 09:45:24 | ダンナ
実は、5日から8日まで、北海道に紅葉を見に行ってきました。
ダンナが九州の旅行では義母の世話ばかりで楽しめなかったから、ちゃんとした旅行がしたいと言い出した訳です。
私も紅葉が見たいなあと思ったので、それじゃあ行こうか。ということになって行ってきました。
さて、いつものように羽田空港にはツアーの集合時間より1時間半も前につきました。
いつものように朝食です。
ダンナは飲まずにしっかり朝食を食べてくれたのでやれやれと思っていたのですが・・・
やってくれましたよ。
夕食のときにです。
「アルコールなどのご注文はございませんか?」のホテルの人の問いかけに「冷酒、2本!!」と。
うわ~~~~って思って、係の人が席を離れたとたんに私は「飲むなんてひどい!!許せない!!」って怒りました。
そのあとはダンナの顔も見ないでしらんぷりしてました。
心は煮えくりかえる思いでしたが、飲んでしまったものはしかたがない。
で、聞いてみましたよ。
「旅行では飲もうって決めていたの?」ってね。
ダンナは何とも困ったような顔で「本当は飲む気はなかったんだけれど、やっぱりこういうところでは我慢ができなくなっちゃって・・・・」
「じゃあ、これからまたずっとお酒を飲むのねッ!!」
「ううん、旅行中だけ・・・」
あとはしらんぷりしましたが、私もまだまだ甘いなあと反省しました。
ところが、いつもなら飲みだすとホテルの売店で焼酎を買って、飲み続けるダンナが日本酒2合でやめてくれました。
だから、酔っ払ってもいなかったですね。
3泊したのですが、毎晩飲むのは2合です。
朝も昼間も旅行というと、食事の時間にお酒を注文していたダンナですが、朝から飲むことはなく、おとなしく夜だけ飲みました。
帰りの千歳空港では夕食を食べたのですがやっぱり日本酒を2合飲みましたよ。
帰ってからどうなるかと思ったのですが、昨日はもう飲みません。
お酒を買いに行くこともありませんでした。
やっぱり旅行中だけと心で決めていたのかなと思っています。
でも、考えが甘いです。私は。
ダンナはりっぱなアルコール依存症患者なのに、飲みたくなる場面を作ってしまうのですから。
本当にバリバリの共依存です。
でも、わりと冷静に観察しましたし、また飲みだして暴れるようになったら離婚だ、今度は!!って思っています。
そう思えるようになったということは少しは進歩したのでしょうか。

お墓の憂鬱

2008-10-01 22:28:10 | 
ダンナ、飲んでないので体調がすご~くいいようです。
あまりイライラすることもないようで私もちょっと嬉しいです。
ダンナの飲酒によって私の体調も変わってくるのはほんとうはいけないことですよね。
でも、今度は以前のようになってしまったら私はダンナについていくことをやめるかもしれません。
前はなぜなのか、どうしたってついていこうと思っていましたが最近は考えが変わってきました。

さて、以前からずっと考えていたことがあります。
それはダンナとダンナの子供たちとの関係です。
ずっと没交渉状態なわけでそれは私にとってとてもいいことでもあるのですが、もし、ダンナより私が先に死んでしまったらダンナをどうするかということです。
私はダンナよりずっと年が下ですが、こうも元気なダンナを見てると私のほうが先に死んでしまうのではないかとも思うわけなのですよ。
前から、いつも気になっていたのはお墓のことなのです。
ダンナは飲んでは、体調を崩し、入院の生活でした。
危篤になったこともあります。
考えることといったらお葬式のこと。それとお墓のことなのです。
私の実家はとあるお寺の檀家でちゃんとお墓があるのですが、ダンナは三男。お墓は自分か子供が用意しなくてはなりません。
私が気になっていたことはもし、お墓を造ってもダンナの子供がちゃんと面倒をみてくれるかということでした。
ダンナはそこに葬られるかもしれませんが、私が入ることをダンナの子供たちが拒むのではないかということでした。
それに私自身、そこのお墓に入りたくないということでした。
私は自分の実家のお墓に入りたいと思ったのです。
さて、それと考えられることはダンナがはたして子供にお墓を継いでもらう気があるのかどうか?なのです。
ダンナに一度お墓のことを聞いたことがあるのですが、自分はお墓はいらない、散骨してほしいとのことでした。
でも、散骨ってすご~く難しいのですよね。
で、考えたのはじゃあ、私の実家のお墓に二人とも入ってしまおうということでした。
お寺の住職さんにお聞きしたところ、お墓を継ぐ人が了解すればそれはいいのですよ。とのことでした。
ですから、私はダンナに何かあったら我が家のお墓に入ってもらおうと思ったのです。
ダンナは子供のことをちっともあてにはしてないようで、お墓を継いでもらうことはあきらめているようです。
ところが、最近私の考えが変わってきました。
私の実家のお墓にダンナは入ってもらいたくない。ということにです。
なぜってダンナは相変わらず私の父を嫌っているのです。
だから同じお墓に入ったら父がかわいそうです。
最近の私はどういうわけかお墓のことが気になってしかたがないのです。
用意しておかなければ・・・と考えてしまってるのです。
仮にお墓をたてたとしたらけっこうなお金もかかりますよね。
そうして悩んでいることははたしてダンナと死ぬまで添い遂げられるかということなのですよ。
また、今度以前のように飲むようになり暴言を吐くようになったら、私はダンナについていくことができるのかどうか、です。
今はすごく考えも変わってきています。
飲酒に関してはすごく冷静に受け止められるような気がするのです。
そうして今度は決断しなければならないと思っているのですよ。
だから、お墓はねえ~、今考えてもしかたがないのでしょうね。
でも、用意しておかなければなぜか安心できないような・・・
これはきっとダンナが断酒して生活がとりあえず安定しているのでそんなお墓のことまで考えられる余裕ができたということなのでしょうか。
わがままな悩みですよね。
これを読んだ人、なんてわがままな、とかくだらないことと思ってることでしょう。
自分でもなんてよけいな心配して、と思っています。