電子書籍作家 夢野美鈴のブログ

美鈴の日常や思ったことを書いて行きます。

中国自動車道

2011年05月11日 11時34分42秒 | 旅行
帰りは中国自動車道で帰って来ましたが、これほど存在理由のない高速道路は見たことがありません。
当然、利用する人はほとんどいないので、
右カーブで右車線、左カーブで左車線という「贅沢走り」ができます。
無人PAの数は、恐らく日本一でしょう。
中国地方にとって最も観光地が集中しているのは、出雲大社や鳥取砂丘でお馴染みの日本海側です。
ところが、日本海側の山陰道はほとんど造られていないのです。

中国地方の横のラインは山陽道と山陰道だけあれば事足りますが、
一番必要のない真ん中に中国自動車道を最初に造ってしまいました。
必要性のない道路から先に造って行くのが、道路を増やすコツなのでしょう。
おかしな問題はそれだけではありません。
縦のラインを見ると、広島から伸びる浜田自動車道と、倉敷から伸びる米子自動車道の2本があれば、
精々事足ります。
なのに山陰道は放っといて、他に何本もの必要のない高速道路を縦に造ろうとしています。
これでは、高速道路の足りない北海道、東北、房総、伊豆、紀伊半島、四国、九州に比べ、
異常としか言いようのない網の目のような高速道路の数になります。
それでいて必要な場所には高速道路が造られず、
鳥取や島根出身の人は帰省に大変な苦労を強いられています。
なぜこのようなことになってしまったのでしょうか?
理由は単純です。
政治家のほとんどが山口県出身だからです。
自分の出身県を中心にしか日本を見られない、田舎者政治家ばかりなのです。
自民党を始め、日本の政治家は、日本全体を公正に見て開発計画を立てられる人が一人もいません。
にも関わらず、政治家次第で現に日本がこれほどの影響を受けてしまうのです。
政治家という職業は専門知識が全く要らないので、
公私混同しない一般人なら、誰でも今活躍している政治家より優秀な働きができます。
中国自動車道は、日本一必要性のない高速道路です。
もっと鳥取・島根の人は怒った方がいいでしょう。
いや、日本全国の人が怒った方がいいでしょう。

ちなみに、西日本のSAでご当地バーガーコンテストというのが開催されていて、
中国自動車道のSAがグランプリと準グランプリを獲得していますが、
これはゴールデンウィークに合わせて中国自動車道を通らせるためだけに企画されたイベントなので、
実際にそのSAに行くと、完売と称して最初から賞を獲ったハンバーガーなど存在しませんのでご注意下さい。
そんなものを食べようと思うなら、最初から佐世保バーガーを食べるのが一番おいしいと思います。



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