電子書籍作家 夢野美鈴のブログ

美鈴の日常や思ったことを書いて行きます。

親切な町を見つけた!

2011年04月21日 12時32分34秒 | 旅行
茨城県のつくば市では、住民届けを出すのに
保険所で被曝してないかチェックした安全証明書が必要だそうです。

つくば市が福島からの避難者差別「放射線検査証明書出せ」
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110420-OHT1T00002.htm
「避難者と受け入れ側の安全と安心のため、汚染がないと確認する必要がある」

大変な恥ですね。
こんなことをして何の意味があるのでしょうか?
こんなことをするなら、シャワーでも浴びさせてやって、服でも洗ってやったらどうですか?
放射能は生物兵器ではありませんから、内部被曝した物はうつりません。
当人が寿命を縮めるだけです。
よくもまあ一箇月もの間、誰も怒らなかったものです。
怒ることを忘れてしまったのでしょうか?

私が総理大臣なら、チェルノブイリでの経験に基づき、
最初の段階で最低でも半径300キロ圏内の人を全て避難させます。
現に関西でさえ150ナノシーベルトあるくらいですから。
私から見れば、福島県と同様に放射能を思いっきり被っている地域が、
同じ被災者を差別する姿は滑稽としか言いようがありません。


ホテルや旅館が被災者を拒否したという話は、どうやら東北の話らしいです。
最低だと思います。
何か阪神大震災のような明るさがありません。
子供が転入先の学校で「放射能が来た」と苛められた話は、千葉県だったと思います。
子供が言うということは、親が子供に言ってるということです。
はっきり言っておきますが、千葉県も救い難いほど放射能を浴びてますから。
省庁が公開するデータは信じないで下さい。

捨てる神あれば拾う神ありで、一方で救われる話もあります。
私は今回の地震を通して、関西の人の優しさには本当に目頭が熱くなるものを感じました。
その一例として、「大草原の小さな家」に出て来るウォールナットグローブのような
素敵な町を紹介しましょう。
滋賀県の日野町です。

滋賀県では被災者を千人受け入れると決めたそうですが、
そのうちの三百人を「市」ではない蒲生郡の日野町が受け入れるそうです。
滋賀県は合併を重ね、広大な「市」がいくつもあるのに、
一つの「町」で県全体の3割も受け入れるなんて凄いことだと思いませんか?
現在22名の方が避難して来ているそうです。
一時避難場所は「ブルーメの丘」というドイツの田園をイメージした美しい観光地です。
http://www.blumenooka.jp/
私はこのブルーメの丘に行ったことがあります。
今はチューリップやスミレや菜の花が咲き乱れ、馬や牛や羊が放牧されています。
他にも空き家やアパートを無償で使って欲しいと申し出があったり、
被災者に米や野菜を届ける人もいます。
もう故郷には帰れないと諦め、日野町に就職して永住を決めた人もいます。

日野町は近江商人の町として有名であり、今も誠実な商人の魂が生きています。
毎年「桟敷窓アート」には、全国から多くの人が訪れます。
合併前の地図では、日野町の下に甲賀町、伊賀町と続き、忍者の里に近いです。
商人と忍者は表裏一体だったのでしょうか?

蒲生氏郷が生まれた場所としても有名で、日野町と会津若松には強い縁があります
会津塗りと日野椀は同じものです。
福島県の人には、この事実も知って欲しいと思います。




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