かたづけをしていたら、先日行ったボストン美術館の入館券が出てきました。名古屋へ出た帰り、もう夕方でしたが
ボストン美術館へ寄りました。
名古屋金山駅のすぐそばにあるボストン美術館は電車で出かけたときは、気軽に立ち寄れるので気にいっている場所です。
東京で開催された後、今は名古屋で 日本美術の至宝 特別企画展 が開かれていました。
いままでに海を渡った日本の美術品が、米ボストン美術館から里帰りをしています。
吉備大臣入唐絵巻は鎌倉時代に後白河法皇が制作させた絵巻コレクションのひとつで常盤光長の筆とされているそうです。
遣唐使・吉備真備(きびのまきび)の活躍がユーモラスに描かれ、日本の漫画の元とか・・・
とても楽しく観ることができました。
平治物語絵巻 三条殿夜討巻(さんじょうどのようちのまき)は平治の乱のようすが描かれており、元は15巻におよぶ大作であったと伝えられるが、現在は3巻がフェノロサの手を経てボストン美術館の所蔵となっているのだそうです。
こんな国宝級のお宝が、どうして海を渡ってしまったのでしょうね~
幕末以降の世情の混乱で、市場に放出され、海外へ渡ってしまったとは・・・日本人として残念な思いになります。
でも、米ボストン美術館にあったからこそ、大切に今の時代まで保管出来たとも、いえるのかもしれません。
その他、尾形光琳の松島図屏風も立派でした。
伊藤若冲の鸚鵡図は、古さを感じさせない筆致で、現代の絵といっても通用する気がします。
名古屋ボストン美術館では12月9日まで、そのあと九州~大阪で開催される予定だそうです。
幕末以降の世情の混乱で、まだまだ沢山の日本古来の秘宝が海外に流出してますよね。
先日もTV見てたらルーブル美術館所有の日本古来の絵画や屏風絵など数多く公開されていました。
でも確かに海外流出していたからこそ大切に今まで保管出来たといえるのかもしれませんね。
元気が戻ってきましたか。
沢山の美術品が海外に流出しているようですね。
ルーブル美術館もしかり、今回の米ボストン美術館もそうですね。
日本の美術品を、これは!と見極めるその洞察力に脱帽です。