へるしーな日々

            やーやの日記
             折々に、思いつくままに・・・
     

介護の日

2009-11-11 22:03:57 | メモリー

きょうは11月11日、介護の日だとか。
夫婦二人暮らしの現在、どちらが患っても介護ということは、他人事ではない。

介護をする方もされる方も大変なことは、まわりも人達を見ても想像できる。自分のことが、自分で出来る、この、あたりまえのことが出来なくなるということは、本人にとって一大事である。
願わくば、最低限、身の回りのことは自分でしたい!

このことを実践できたのが、平成14年に亡くなった義父である。
我が家で同居していた義父は亡くなる一月くらい前、血痰がでるようになった。

かかりつけの医師は、肺に水がたまってきている症状を指摘しつつも、入院をしたくないという義父の希望をきき、自宅に酸素発生装置の機械を置く手続きをとってくれた。

そんな重篤な状況にもかかわらず、義父はポータブルトイレを部屋に置くことを拒否して、トイレに這うようにしていっていた。
食事も自分で食べていた。
不安でいっぱいの、やーやは、医師のところへ出掛けては相談にのってもらっていた。

末期には、苦しさもあったはずだが、弱音を吐く義父ではなくて、この精神力に驚異をもっていたのは、やーやだけでなく医師も同様だった。

奇跡を願うジィジとやーやだったが、亡くなる10日前くらいに、「やーやさん、百までは無理かもしれんなー」と言った。
義父とやーやの合言葉が 百まで生きよう! だったから・・・

往診に来てくれた医師に即、入院を言われ緊急入院する道中も意識はしっかりしていた。その前に、医師の手を握り「あんたさんが優しい人で、嬉しかった・・・」と礼を言った義父だった。

入院して4日目に95歳で義父は息をひきとった。


気比神社のユーカリの木

介護の日という今日、自分で出来ることを最後までやろうとした明治の男、義父のことを偲んでいる。
そして、やーやもその生き方に少しでもあやかりたい!と切に願っている。

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