comme tous les jours

毎日の生活の中で見つけた小さな発見。雑貨、食べ物、京都の情報が中心です。

フィレンツェ -最後の夕暮れ2-

2006-09-29 20:59:02 | イタリア
空の色が変化してきたと思ったら


この色。以前に書いた雑誌『Bravi』に出ていた写真の空の色に
近い色になりました。



アルノ川の川面も最後の輝きを見せ、



ついに夕暮れの空ともお別れ。



輝いていたドゥオーモも静かに夕闇の中へ…。

ホテルのテラスから眺めた最後の夕暮れ、忘れられない景色となりました。
写真は私の撮り方との関係で、実際よりも多少鮮やかに色はでていますが、
言葉がでてこないぐらいきれいな夕暮れでした。
旅の最後にこういう美しい風景を見られたことが、何より幸せ。

これでイタリア旅行の写真は終わります。正味5日間のイタリア滞在の
写真に1ヶ月半もの長い間、お付き合いくださってありがとうございました。

さあ、明日からはどうしようかな~(笑)


フィレンツェ -最後の夕暮れ1-

2006-09-28 21:29:30 | イタリア
フィエーゾレから戻り、ホテルのテラスからフィレンツェの夕焼け空を
眺めました。朝食の写真をアップしたあの眺めのよいテラスです。


雲の隙間から指す黄金色の光。



さらに光が強くなり、アルノ川も黄金色に輝きます。



ヴェッキオ宮も、



ドゥオーモも夕陽に照らされてオレンジ色に染まります。


再びヴェッキオ宮。
光の強さ、空の色が段々変化してきました。
不思議な雲の色。

この日の空は方角によって、晴れているところ、分厚い雨雲が
でているところと様々で雲の流れも早かったせいか、空の
色の変化を楽しむことができました。
夕暮れの写真は明日へ続く…です


フィエーゾレへ

2006-09-27 22:50:02 | イタリア
サン・ジミニャーノからフィレンツェに戻り、荷物を置いて、
再びバスに乗って出かけました。
フィレンツェからバスで30分ぐらいのフィエーゾレという街。


ここも、丘の上の街なので、またもや急勾配。


坂を上りきったところにあるサン・フランチェスコ教会。
かつての僧房などを見ることができます。
ここには教会の方が趣味で集めたコレクションを展示した部屋が
あり、なぜか中国風の絵や磁器、お金などが展示してありました。
さらに驚いたのがミイラ!どういう趣味なんだろう…。
こんなところでミイラを見ることになるとは予想外でした。


教会から見下ろした風景。小さく見えているのは、


そう、フィレンツェ。フィエーゾレからはフィレンツェを見渡すことが
できるのです。この景色を見てみたくて、フィエーゾレへ行きました。
写真の中央にドゥオーモが写っているのですが、写真が小さいので
見えないかな。こうして全体を眺めると、フィレンツェ全体の景観が
見事に守られているのがわかります。


フィエーゾレはフィレンツェが見渡せるだけでなく、ローマ時代や
エトルリア時代の遺跡が残っていることでも知られています。
ローマ劇場。円形劇場の部分は復元されているようですが、
周りにはローマ風呂、エトルリアの城壁など、昔の石が残っており、
間近で見ることができます。



遺跡のアーチをシルエットにしてみました。

イタリアでの最後の夕方は、やはりフィレンツェで。
明日はフィレンツェの最後の夕暮れの写真です。

サン・ジミニャーノへ7

2006-09-26 21:36:50 | イタリア
サン・ジミニャーノの写真もいよいよ最後です。
たった24時間の出来事で一週間引っ張りました(笑)


朝の散歩で満足した後、もう一つ心残りがあったので、そこへ。
あら、犬がいる…。



う、寝そべってしまった。ここに行きたいんだけどな。



おとなしくしててね…。なんとかお店に到着。
そのお店とは、



蜂蜜屋ではなくて、オリーブの木でできた雑貨を売るお店。
蜂蜜の下に敷いているのがオリーブの木のまな板です。
オリーブのまな板がずっと欲しくて、南仏でも探したけど見つからず、今回
やっと見つけたもの。ある程度大きさのあるものを買おうと思っていたので、
これがすごく重くて…一晩考えました。そして、結局買いました。

このお店では英語が通じず、片言のイタリア語を駆使して買い物をしました。
今考えるとよく通じたなと思いますが、お店の方も優しくて、お互いに
知っているイタリア語と英語の単語を並べて、推測しながら会話していた
感じです。「オリーブオイルを塗ってあげたよ!きれいだろ?」と
言いながら(たぶん…)、まな板を包んでくれました。
苦労したけど、一番楽しい買い物になりました。

サン・ジミニャーノでは街の中のほとんどの通りは歩いたというぐらい
街の隅々まで散策できたし、買い物もできたし、で、大満足で出発。
再びバスを乗り継ぎフィレンツェへ!残るはあと1日分です。



サン・ジミニャーノへ6

2006-09-25 20:54:21 | イタリア
朝の散歩に出かけました。一緒にサン・ジミニャーノの路地裏を
歩いている雰囲気をお届けできたらと思います。


雲の切れ間から、もれてくる光。こういう光を見ていると、神様は
本当にいるんじゃないか…なんてちょっと大げさなことを考えてしまいます。



晴れてきました。朝の田園風景を眺めながら思い切り深呼吸。
糸杉がかわいい。



サン・ジミニャーノは丘の上にあるので、アップダウンも結構あります。



朝のお掃除。



これからお出かけかな。



街のメインストリートも朝は人がまばらです。



レストランにもまだ人影はなく、



ひっそりとしています。
朝早く街の中を歩くと、本当に中世にタイムスリップしたような
気持ちになります。



石壁に腰掛けて絵を描くおじいさん。
こういう何気ない光景が絵になる街です。



そして、朝のグロッサの塔。塔のすぐ横に白い月がでていました。

サン・ジミニャーノへ5

2006-09-24 20:08:45 | イタリア

少し歩き疲れたので、教会の前の広場で空を眺めていました。
すると、雲がどんどん筋状に。


刻々と雲の表情が変わっていき、雲の色まで変わってきたような。
これならきれいな夕暮れを見られるかも!ということで、昨日アップした
城砦に向かって走りました。



塔が夕日に照らされて輝く瞬間。ぎりぎり間に合いましたが、
ほんとに最後の一瞬でした。



そして、西側の空。


夕陽が沈んでしまいます…。



日が沈んだあとの東側の空。



完全に沈んだ後、夕陽の余韻だけが残ります。



夕暮れを楽しんでいたら、夕ご飯に出遅れ、この日は
ピザで簡単に済ませることに。でも、サン・ジミニャーノも
ワインの産地なので、やっぱり味わっておかなくては!と
一杯だけワインを飲みました。
写真は、ワイングラス越しにキャンドルの火を撮ったものです。

サン・ジミニャーノへ4

2006-09-23 22:16:26 | イタリア

グロッサの塔から眺めると、城砦に人がいるのが見えたので、
そこに行ってみることにしました。
街は城壁に囲まれているので、城壁の外と内側をつなぐ
出入り口があります。


城壁の外にはオリーブが植えられていました。
オリーブの木はグリーンの色が独特です。


グロッサの塔からみた城砦です。
右手のほうに人がいるのがわかるでしょうか?

サン・ジミニャーノへ3

2006-09-22 22:26:39 | イタリア

こんなお天気のいい日には、



食べずにはいられないジェラート。
サン・ジミニャーノは小さい街ですが、あちこちでジェラート屋を
みかけます。昨日アップした広場にも2軒のジェラート屋があり、
なんでも世界チャンピオンになった方のお店だとか。
もちろんそちらのジェラートです。今回はピスタチオとキャラメルを
チョイスしました。やっぱりイタリアのジェラートはおいしい!


そして、街を歩いて疲れたら、カフェでひと休み。



パンナコッタを食べようと思ったら売り切れで、ティラミスなら
あるというので、じゃあそれで、と言ってでてきたのがこれ。
これはティラミスではなくて、チョコレートケーキだと思うんだけど。
かなり甘~いケーキでした(笑)

サン・ジミニャーノへ2

2006-09-21 23:31:05 | イタリア
「塔の街」でやりたかったこと。それは塔に登るということ。


インフォメーションで教えてもらって、「グロッサの塔」に登りました。
写真の左手の塔が「グロッサの塔」です。



塔に登るときは、荷物はすべてロッカーに入れ、持って上がれるのは、
カメラのみ。かなりどきどきしましたが、登りきるとそこには美しい景色。



そして、高いところに上がると、やっぱり下を覗かずにはいられません。
チステルナ(井戸)広場が見えます。中央に井戸があります。



オレンジ色の屋根の中世からの家々が連なり、その先にはトスカーナの
田園風景。



塔から眺めるのんびりした田園風景はずっと眺めていたいぐらい大好きな
景色でした。

サン・ジミニャーノへ1

2006-09-20 22:10:31 | イタリア
再び旅の写真に戻ります。
フィレンツェのホテルに荷物を預け、一泊だけの小旅行へ。
フィレンツェからシエナ行きのバスに乗り、ポッジボンジという
町でバスを乗り換え、到着した場所はサン・ジミニャーノという街。

サン・ジミニャーノは「塔の街」として知られ、中世の街並みがそのまま
残っており、世界遺産にも登録されています。



街の外壁とサンジョバンニ門。中世の城砦が残っています。


街のメインストリート、サンジョバンニ通を歩いて行くと、目の前に
塔が見えてきました。歩いて回れる程度の小さな街が観光客で
いっぱい。


最盛期にはこういう塔が72本もあったとか。
当時はどんな景色だったのでしょうね。現在は14本の塔が
残っています。



サンジョバンニ通りを一本隣へ入ると、急に人がいなく
なりました。私たちがなぜこの通りへ行ったかというと、
パン屋の案内版があったから(笑)。閉まっていたのか
結局見つけることはできませんでしたが。


窓辺の洗濯ばさみ。わかりづらいかもしれませんが、ブルー系で
統一されていてこういうものまでお洒落に見えました。

影のくっきり感をご覧いただくとわかると思いますが、この日は
最高にいいお天気でした。(写真にはちょっとつらかったです。)