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道行きロマン

主に市街地 近郊をハイキングしています!

武蔵小金井、野川と湧水とはけの道を歩く

2011年01月15日 | まち歩き

1/15(土) くもりび。ツレアイと今日で開業85周年の武蔵小金井駅から歩きます。

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底冷えのする寒さで、風がないのが唯一の救い。お日さまが恋しい。陽だまりにいたい。ツレアイは気障なヤツなのでOn The Sunny Side Of The Street なんて歌うけど、あたしはひなたのざぶとんネコでいい。でも、歩き出した。

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ここの見どころは「はけ」の道です。武蔵野丘陵を斜めにはしる国分寺崖線に沿って湧水と坂道の町ができました。地形をなぞるように歩きます。まずは駅前から連雀通りを前原坂上の交差点で質屋坂を下ります。

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質屋坂が埼玉県志木市から府中に至る街道の難所であったなんて初めて知りました。梶平太夫が玉川上水の水を使って水車を回したことから平代坂になったんですね。坂や橋は名前の由来を知ると面白いです。どんぐりの森がありました。

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連雀通りに出て都立多摩科学技術高校を向かいに左に進むと滄浪泉園(そうろうせんえん)です。明治・大正期に三井銀行役員などをした波多野承五郎氏が別荘として整備しました。武蔵野の特徴的な地形を活かした庭園は昭和に入って大半が失われてしまいましたが、面影は十分にとどめているように思えます。

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段丘のおもしろい景色です。左に曲がって右に折れて、それから湧水の池に下って行きます。

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湧く水は、見ていてあきません。こんこんと噴いてきます。

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当時からこうした武蔵野の景観のお庭に着目していたことが素晴らしいです。

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坂を下って新小金井街道の下をくぐって、貫井神社に行きました。

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池の水も湧水です。奥社の左から湧いていました。ここから野川に向かいます。川に沿って歩きます。

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野川は一級河川なのだということも知りませんでした。細い川で、だけど流れが早くて、カルガモが懸命に足を使っていました。レンギョウの花が咲いていたのにはびっくりしました。

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ずっと野川に沿って歩きました。武蔵野公園を行き過ぎて、西武多摩川線を越えると野川公園です。ここで、ふるえながらおにぎり2個、そして引き返します。はけの道です。

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はけの森美術館の右手から入る森は素敵です。この辺りは大岡昇平氏の「武蔵野婦人」のモデルとなったようです。

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そう、こんな家に住みたいかなぁ。そしたらあたしは武蔵野婦人だよ。

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でも、庭のお手入れとか大変そう、、、。竹林まであるのぉ!

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で、先を急いで小金井神社に行きます。あら!天満宮だったんですね。

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自慢じゃないが、あたしは福岡太宰府生まれ、天満宮の幼稚園では牛にまたがり、、と、そういうことじゃないですよね。(笑)

境内にあったお稲荷さん、用済みなのかしら?外されたきつねペアが祠の下で話し合っていました。当分続きそうです。なにしろコンコンと話しますから。(座布団一枚!)

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もうひとつ珍しいのが石臼の塚です。昔の家では必需品です。それを(重たいのに)運んで祀るのです。石臼にとってはここが聖地です。

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そこから金蔵院を観て坂を上って小金井街道に出ました。最初に通った前原坂上の交差点を少し右に入って黄金の水に寄ります。湧水です。鍵があって飲めません。六地蔵があります。

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六角の石に豊かな表情でお地蔵さまは刻まれています。そして「水は、飲ましてやればいい」と云っているように思います。蛇口に鍵をつけているのは、やめたほうがいいです。

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さて、おしまいにマンホールです。小金井公園の桜は有名です。絵も間違いなく桜なのに「さくら」と描いているのがほほえましいです。

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