061:「奴」 秋雨の 夕暮れの街 滲む灯に 嫌な奴等も 溶かせて流し
062:「ネクタイ」 溢れ出す 君の知らない ネクタイの 処遇に少し 胸が毬付く
063:「仏」 森の奥 仏法僧の 声辿り 青い小鳩と 迷子の愉しみ
064:「ふたご」 前世では ふたごだったと ふと思う 企んだ事 全てバレてる
065:「骨」 美しい 君の鎖骨の 窪みには Wine垂らして 舐めると予告
066:「雛」 Reportの 手を止め不意に 額つけ 間近に迫る 女雛の瞳
067:「匿名」 携帯の 匿名1と 匿名2 その位置付けの 根底はa-ha
068:「怒」 頑なな 両手を払い 現れた 怒りの消えた いつもの笑顔
069:「島」 意図された 島に墜ちても キャスティング LOSTの様に ジャックやるのか
070:「白衣」 白衣には それなり重い 責務あり 着流し歩く 彼を蹴飛ばす