今日午後１時から一般質問が行なわれ、吉田まさよし市議（稲毛区）が質問に立ちました。取り上げたのはブラックバイト対策、稲毛東の納骨堂建設問題、磯辺茂呂町線についてです。
厚生労働省の実施した２つの調査では、非正規雇用が４割を初めて超えたことや、アルバイト経験のある学生への意識調査で回答者の６割が何らかのトラブルを経験していることが示されています。吉田市議は「バイト先や企業の都合で働かされ、やめたくてもやめられない。学生・若者の労働状況の悪化を市は深刻に捉えるべき」と迫り、厚生労働省が発行しているリーフレット「学生の皆さんへ アルバイトをする前に知っておきたい７つのポイント」を、高校生、大学生も利用するコミュニティセンターや公民館、図書館での配布、千葉市で行なう学生向けイベントなどで同リーフの配布や周知に取り組むことが必要と質しました。
市は、「今後、学生の利用が多く見込まれる施設やイベントを選定のうえ、周知活動等に取り組む」と答えました。
吉田市議は、「ブラックバイトの実態は深刻であることを認識し、実態を把握するための体制の強化を」と求めました。
私も昨年９月議会の決算審査で、「若者を使い捨てにするような企業、いわゆるブラック企業だとかブラックバイトというのが顕在化してきている中で、やはり若い人がどうやって相談したらいいのか、どういう対応をとればいいのかというのが、なかなかわかりづらいという状況もある。国や県の事業だけではなく、やっぱり市もサポートする側として、さまざまな若者向けのリーフレットだとか、学生向けのアルバイト対策についてのリーフレットだとか、そういったものを今後つくっていかなければならない」と指摘しています。
今回、吉田市議の質問の中で、「周知活動に取り組む」と答えたのは一歩前進です。他の項目については本人のブログでアップされると思いますので、そちらをご覧下さい。
