
千葉市の市民会館の建て替えについて、JR東日本千葉支社跡地に移転して整備する計画が暗礁に乗り上げているとの新聞報道がありました。千葉市では新たな市民会館の整備にあたって、群馬県太田市や山形県鶴岡市の施設を参考にしたとありますが、実際には「類似施設の建設単価」でした。中村きみえ市議(花見川区)は、「(新市民会館の整備の)市民説明会を1度開催し、新たな会議を設置しません。建設コストだけ見習うのではなく、太田市のように議会も含めて市民や関係者と議論し整備を進めるべきではないか」とただしました。
市は「再整備基本計画策定に際し、意見募集を行い、公演者や鑑賞者の視点から施設や設備に関する要望などを約150件のご意見をいただいた。昨年度には市民説明会を開催し、意見交換を行なっており、新たな議論の場は予定していない」と答えました。
また、中村市議は「千葉駅との合築では駅前でも駐車場が少なく、集客に課題が多い。現在の庁舎脇の旧庁舎跡・議会棟跡地であれば単独で整備でき、駐車場も活用できるメリットもあり、好立地ではないか」とただしました。市は「整備の場所については現在、建設費の再計算とともに、JR東日本千葉支社跡地や市有地で建設した場合との比較検討等を含め検証作業を進めているところであり、全体の事業費や利便性等の視点を総合的に勘案し、慎重に検討を行なっている」としました。
買い物支援について、市は「移動販売者の販売スケジュールなどは、事業者から直接、地域に伝えられることが利便性が高く、望ましいと考えるが、移動販売の情報は生活にかかせないものであるため、生活支援コーディネーターが収集した情報を市のホームページに掲載している」と答えました。
中村市議は、船橋市で平成30年3月に公表した「地域のお店 宅配ガイドマップ」を紹介しながら、「事業者、住民任せでなく、より主体的にこの問題に取り組むべき」と求めました。中村市議は、この他に住みよい花見川区のまちづくりについて、ワンルームマンション問題、花見川の活用について取り上げています。