佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

ピースフェスティバルCHIBA2008

昨日、午後1時半から千葉市民会館大ホールで、ピースフェスティバルCHIBA2008が、核兵器廃絶をめざす千葉県平和事業実行委員会の主催で開かれ、私も参加をしました。冒頭、同実行委員会委員長で、千葉県原爆被爆者友愛会の会長である青木茂さんから、「被爆者は63年余、からだ・こころ・くらしの苦しみとたたかいながら、一日も早く核兵器がなくなることを強く願って生きてきました」「各地で、原爆症認定集団訴訟が起こり、4月から原爆症認定の審査基準が改められたが、依然として原爆の被害を小さく見せようとするもので、すべての原告を救済するものではない」とし、「集団訴訟の全面解決と新認定基準の再改定を求める運動へのご支援を」と会場に集まった方々によびかけました。
その後、被爆二世の会のAさん、Iさんから「被爆二世の健診にがん検査の項目はない、医学的には証明できないというだけでは済まされない」、二世の会では「核兵器のない平和な世界を」を求め、「被爆者の親を持つものどうしで情報を共有し、励まし合おう」と思いが語られました。また、今年の原水爆禁止世界大会に参加した青年からの発言もありました。医療機関で働くOさん、「63年というのは私たち若い世代にとっては短く感じる。でも被爆者にとってはとても長いということを知った。原爆のことを知ろうとしなければ忘れていく。これまで平和なのは伝える人たちがいたから。私もひろげていきたい」と、数人の青年の決意が語られました。

第二部は、「夕凪の街 桜の国」という映画の上映です。この監督は「半落ち」や「出口のない海」で知られる佐々部清氏です。「夕凪の街」は、原爆が投下されてから13年後の復興がすすむ広島が舞台。主人公の女性・皆実が、原爆で自分が生き残った罪悪感から、同僚の男性から愛の告白を受けるが、幸せに飛び込めないまま、病気になり亡くなってしまいます。「桜の国」は、現在の東京、「夕凪の街」の主人公の弟・旭が定年退職し、家族に内緒で広島へ行く。あとを追って娘も広島へ。そこで、旭が出会う人たちを見ていくうちに、亡くなった祖母や伯母、母親へ思いをめぐらせ、家族や自分を見つめていく、といった内容です。実際に見ていただくとわかります。夏の終わりに、この映画を観れて本当に良かったです。
写真は、舞台に置かれた原爆の火です。


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