東日本大震災から半年の今日、各地で慰霊祭が開かれるとともに日本のエネルギーはどうあるべきを真面目に考えようとする機運も起きてきたように思われる。
前首相の「嫌原発」だけの実現可能性も考えない再生可能エネルギーシフトは大いに問題があるが、20年先は兎も角、当面原子力代替とは成り得ない太陽光発電や風力発電と違って地熱発電は日本が進むべき道として検討していく必要があると考える。
「ハゲタカ」で有名になった真山仁が地熱発電をテーマに2006年2月に書かれた小説「マグマ」は、地熱発電を考える上で参考になるので、エネルギーに関心のある方はぜひ読んでいただきたいと思い紹介します。
エネルギー産業に関わっていた頃から地熱発電には興味があり、専門家にナゼ推進しないの?と聞いた時に帰ってきた答え「国定公園なので、温泉地との関係が・・・等々」がこの小説には全てかかれており、その障害を乗り越え日本に地熱発電の道を開いた主人公野上妙子の活躍には拍手を贈ります。
残念ながら現在の日本の地熱発電は53万kWで総発電量の0.2%に過ぎない。
ただ、火山大国、日本の地熱資源は、産業技術総合研究所の推計によると2,347万kW(150℃以上の熱水系資源)あり、さらに温泉発電(53~120℃)の資源量833万kWを合わせると3,180万kWとなり、再生可能型エネルギーとして原子力補完を果たし得る可能性は高い。
※日本の原子力発電所の発電能力4,884万kW(54機)
世界を見渡しても地熱発電は887kWと総発電量の03.%に過ぎない。
だが、フィリピンは193万MW(日本の4倍)で国内総発電量の約4分の1を地熱でまかなっており、インドネシアも2015年までに450万kWを、2025年までに950万kwの地熱発電を実現させる方針を打ち出している。
日本も地球の恵み地熱を活かした再生可能エネルギー「地熱発電」の開発が再スタートすることを願わずにはいられない。
前首相の「嫌原発」だけの実現可能性も考えない再生可能エネルギーシフトは大いに問題があるが、20年先は兎も角、当面原子力代替とは成り得ない太陽光発電や風力発電と違って地熱発電は日本が進むべき道として検討していく必要があると考える。
「ハゲタカ」で有名になった真山仁が地熱発電をテーマに2006年2月に書かれた小説「マグマ」は、地熱発電を考える上で参考になるので、エネルギーに関心のある方はぜひ読んでいただきたいと思い紹介します。
エネルギー産業に関わっていた頃から地熱発電には興味があり、専門家にナゼ推進しないの?と聞いた時に帰ってきた答え「国定公園なので、温泉地との関係が・・・等々」がこの小説には全てかかれており、その障害を乗り越え日本に地熱発電の道を開いた主人公野上妙子の活躍には拍手を贈ります。
残念ながら現在の日本の地熱発電は53万kWで総発電量の0.2%に過ぎない。
ただ、火山大国、日本の地熱資源は、産業技術総合研究所の推計によると2,347万kW(150℃以上の熱水系資源)あり、さらに温泉発電(53~120℃)の資源量833万kWを合わせると3,180万kWとなり、再生可能型エネルギーとして原子力補完を果たし得る可能性は高い。
※日本の原子力発電所の発電能力4,884万kW(54機)
世界を見渡しても地熱発電は887kWと総発電量の03.%に過ぎない。
だが、フィリピンは193万MW(日本の4倍)で国内総発電量の約4分の1を地熱でまかなっており、インドネシアも2015年までに450万kWを、2025年までに950万kwの地熱発電を実現させる方針を打ち出している。
日本も地球の恵み地熱を活かした再生可能エネルギー「地熱発電」の開発が再スタートすることを願わずにはいられない。