朝ドラは昭和31年の東京。
私の生まれる前の事、新宿には新しい文化の開拓が始まっていた。
初めての東京は、幼稚園の頃だったかな?
上野の動物園と、浅草の花屋敷と国際劇場。
デパートかな?初めてナイフとフォークで洋食を食べた記憶がある。
今思うと戦後20年位だけれど、そんな意識など微塵もありませんでした。
中学生の頃から、一人で電車に乗って東京へ行きました。
2時間ほどで新宿へ行けたし、憧れの原宿や青山へも、
地下鉄に乗って、地図を持って、TVで見た景色を確かめていた。
高卒で上京、南千住の三ノ輪駅の近くに部屋を借り、
地下鉄日比谷線で、秋葉原の会社まで通勤していました。
見るもの全てが新鮮で、面白かった。
当時は都庁が有楽町にあって、パスポートの申請も有楽町。
地下のショップのワゴンに、見慣れぬ服が山積みになっていて、
トップスが500円、1000円で売られていて、二着購入。
後になって、Indioの服と知りました。
機織りがしたくて、中央線沿線に部屋探しをし、
高円寺で、またもやIndio のスカートを見つけ、購入。
今思うと、潜在意識にアジアのモノが好きだったのかなと思う。
引越しは辞めて、会社を一年3ヶ月で退職し、
昭和52年の夏に、北海道から私の旅は始まりました。
今のように、ネットもSNSも無かったけれど、
嗅覚や感性で、モノや人の出会いが東京には溢れていたように思う。
何だか、昭和の東京が懐かしいです。