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雪姫鳥の独り語

雪姫鳥の山暮らし、日常に感じる事。
雪姫鳥のニットの紹介、旅した国の回想。
食べ物や子育て、雪姫鳥のエコライフ。

小さな行政と大きな予算

2025-04-16 07:56:44 | 十津川
桜の散った肌寒い日に、村長選挙の戦いが始まった。

十津川村の人口は2,709人、選挙人名簿登録者数は2,441人。65歳以上が1,301人で、1,577世帯、面積は村としては日本一で、奈良県の5分の1を占めます。今年度の予算が、61億7,800万円。多いのか、少ないのかは分からないけれど、移住して32年、行政の税金の使い方が、村民全体に反映していないと思うのは、私だけだろうか?

村長選挙と議員の補欠選挙の告示が昨日あり、選挙戦が始まった。前回の選挙は5期も務めた前村長の元で副村長をした小山手氏が当選した。村は選挙前の家庭訪問が当たり前のようにあり、小山手氏も我が家に来て、玄関を開けるといきなり入って来たので、失礼な人と思い、外へと促し、選挙中も挨拶をしなかった。そのことが原因で質問も無視され、議員さんを通じて面談を申し込んでも、無視したから無視すると言われ、二人の議員と面談中にも声かけたけれど、役員とでなければ会わないと差別された。

村長の挨拶文で、弱者に優しいとか自然を守るとか言うので、水や古道について真意を聞きたかった。PTA会長や文化祭の役員、マラソンイベントの参加もしていた私は、小さな行政なので、気軽にトップと話せたので、手紙も無視され、差別されるとは思わなかったので、ツレから裁判起こせとか、選挙に出ろとか言われ続けていて、一昨年亡くなったツレの遺言のようになっている。

昨年は鹿島槍のゲレンデで、12年ぶりの大きないのちの祭りがあり、三宅洋平のように、国政に出馬するような若い人を移住させたいと、祭りに参加したけれど、ご縁がなかった。

ところが村内の40歳の玉置広之氏が立候補し、現職と新人の争いになった。


玉置氏は同じ地区内で育った、古き良さを持ち合わせていて、誠心誠意が似合う青年なので、応援したい。小山手氏は村長として一度も会うことなく、人格的に不敵人のように思う。輝こう、、、を見て笑ってしまった。電灯が無いトンネル箇所が多いので、せめてトンネルを輝かせて欲しいと思う。

玉置氏の励ます会や、昨日の出陣の演説でも、自民党の田野瀬氏や高市氏から、応援のポスターが貼られていた。山間部は仕方ないと言うが、小山手氏は自民党推薦になっているhttps://www.nara-np.co.jp/news/20250415175505.html 昨年の衆院選挙で、田野瀬氏の選挙カーに乗って、村長と名乗り応援している小山手氏と遭遇したので、自民党員と聞き、自民推薦になっていますが、党員と知ら無い人も多いと思う。自民党も落ち目だけれど、田舎では、まだ有効的なのかもと思う。田野瀬氏に1,217票、自民党に696票入った。

争点は、旧ホテルの補助金を含む税金の使い方だろう。
        
役場近くの旧ホテルは閉業して何年にもなる。民間企業が買い取り、住宅事業を始めるようで、村の税金1億7千万円が補助金として承認されている。手続き上の不備があり、足場を組んでいたのが、何もしないで解体された。40戸に対する一戸あたり300万円の補助と十津川産材木材利用補助金で、民間に大きな補助金は初めてのようだけど、工事が中止になった場合は、既に支払った金額は返金してもらうと、行政から回答された。今は情報公開があるので、過去の村の事業も調べたいと思う。ドイツに視察に行ったり、多々あったけれど、村民に反映しているとは思えない。

ツレは生前から、過疎ほど可能性があると言っていたが、2011年の水害以降、復興バブルで、真逆の方向になったように感じていた。コンプライアス的には、ようやく平成になったと思っていたけれど、公私混同の村長の4年で昭和に戻ったかのように。フジテレビもそうだけど、世代交代しないと潰れてしまうような思いがあったけれど、玉置氏の出馬で、可能性が見えて来たのが嬉しい。補欠選挙も次世代二人で一人は女性。若い世代や女性が不利なのか、時代に合わせて有利なのか?

結果はどうであれ、200の集落が点在する十津川村には、カルキナシの自然水が飲める
集落がまだあるし、古道整備に参加して、美しい風景に出会える観光資源も豊富にある。水と集落と古道の再生が、村の活性になると確信しているので、行政を頼らなくても、税金に頼らなくても、出来ることがあるように思うので、人生最後の仕事として、懐かしい未来を描きたい。


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