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雪姫鳥の独り語

雪姫鳥の山暮らし、日常に感じる事。
雪姫鳥のニットの紹介、旅した国の回想。
食べ物や子育て、雪姫鳥のエコライフ。

中国の旅 上海へ

2009-09-24 18:00:14 | 

1986年の8月の末に神戸から上海に渡り、約2ヶ月間、中国を旅しました。当時の事を思い出しながら、その時の様子を書いてみます。

鑑真号、大阪、神戸から、上海まで船が出ていました。今は新鑑真と改め就航しているようです。夫と出会って間もなく、私から誘っての旅でした。 2泊3日で、朝食付きだったように記憶しています。ところが、台風接近で、瀬戸内海に停泊し、4泊5日かかりました。私達は片道で良かったのですが、上海一週間の旅の人達もいて、結局、上海には上陸しただけで、すぐに帰国したようでした。ビザは一ヶ月間の有効で船で、取れたように記憶しています。

男女席を同じくせずという、中国らしく、船も家族以外は男女別で、上海のホテルのドミトリーも男女別でした。中国人の使う紙幣と外人用の紙幣が別れていて、両替は外国人用、でも私達のような旅行者はすぐに、中国人用の紙幣を手に入れました。1.2倍位のレートでした。旅慣れた夫だから、そういう事は手馴れたようでした。

ドミトリーには、中国語ペラペラのドイツ人がいて、彼女とはチベットでも会いましたが、多くの外国人が留学や旅で、中国をウロウロしていました。23年も前の事で、コンピューターも導入されてなく、何だか懐かしい記憶をたどってみます。

 


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北海道三大秘湖 オコタンペ湖

2009-07-09 20:22:05 | 

三大秘湖の最後は支笏洞爺国立公園内にある、オコタンペ湖。今は特別保護地区で、展望台から見ると記載されているが、私が行ったのは’78年の10月初め。美幌YHのヘルパー滞在が終わり、9月の下旬に、知床、稚内、礼文、利尻を回って、支笏湖のYHに来た。せっかくだから、オコタンぺ湖を見たいと、有志7人で遊覧船で、対岸に渡り、そこから熊笹の中の山道を歩いた。霧雨の中、ただただ歩き、2時間位だったろうか、岸辺につく。座る場所も無いので、立ったまま、YHで用意してくれたおにぎりを食べた。そしたら、雨が止み、つかの間の晴れ間に虹が見えたのだ。もう、皆で感激の声をあげて、疲れも飛んでしまった。

帰りは、下りなので早かったが、国道453号線のバス亭まで、時間が無く焦っていたら、一台の黒い高級車が止まった。結婚式の帰りのような雰囲気で、中には真っ白いカバーが掛けれれていた。香川京子さんに似た奥様が、車から出て、私達に乗れという、私達は雨で濡れていたのでしたが、優しい言葉に感謝し、女性5人が乗り、YHまで送って頂いた。忘れる事のない、人の優しさに出会いました。

今日は、近所のおじいちゃんが亡くなり、お葬式でした。地区全員で送り出します。梅雨時なので、雨が心配されましたが、昨夜の通夜も今日の本葬も、降られる事なく、無事終わりました。晴れ間に山肌に虹がかかり、オコタンペ湖の虹を思いだしました。おじいちゃんは、明るい人でした。虹に見守られ埋葬されました。


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北海道三大秘湖 東雲湖

2009-07-09 12:58:48 | 

大雪山国立公園、然別湖の側にある、東雲湖。1978年、忙しい夏のYHも、落ちついた、8月の末、ヘルパーが2班に別れ、小旅行に出た。旭岳を登り、層雲峡、高原温泉の沼地巡り、池田町のワイン城などへ行った。記憶では然別湖畔の、旅館が経営するYHに泊まり、翌朝、ボートを借りて対岸へ行き、そこから歩いた。霧の中をボートで行ったと、記憶している。湖は小さいように感じたが、車では行けないから、自然のままで、息を呑むほど美しかった。

画像修正を殆んどしなくても、これだけ奇麗な写真が残っているので、さぞ美しかったのだろう。一枚しかないのは、霧の晴れた一瞬だったのだろうか?


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北海道三大秘湖 オンネトー

2009-07-08 19:00:45 | 

じめじめしている毎日です。梅雨のない北海道が懐かしい。阿寒湖の近くのオンネトー、ここは他の二つの湖と違い、車で近くまで行けます。1978年の7月に、同じユースホステルのヘルパーさん達と、忙しくなる前に、行きました。松山千春さんが「季節の中」でを出した年で、ヘルパーさんに松山さんの大ファンがいて、彼の曲を聴くたびに、思いだされます。道東は湖と森が多いので、スケールは違うけれど、カナダと自然が似ている気がします。もう、三十年も経ってしまったのかと、光陰矢のごとし。


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エジプト脱出

2009-03-11 17:24:10 | 
空気がひんやりしていますが、春蘭が咲きました。
エジプト旅行記も最終です。

ルクソール最後の夜。
疲れと、翌朝早いので、すぐに横になり眠りました。
そして突然、寒気で目覚め、身体が震えてます。
棚の毛布を取ろうにも起き上がれません、
不安と恐怖が襲ってきましたが、ガヤガヤと旅人が入って来た。
神の救い、私は力を振り絞って、
‘プリーズ、パスミー、ブランケット’と言い、棚を指差しました。
彼はAre you OK?と言って、毛布を取って掛けてくれた。
救われた、温もり、ぐっすり寝れた。

翌朝、すっかり回復したと思い、駅に向かった。
今度は突然、お腹が変、間違いなく下痢です。
朝、食した物が全部出ました。
飲まず、食わずでカイロまで行き、
もう大丈夫かと夕食を食べると、やはり直行です。
それでも気力を失わなかったのは、
翌日のカイロ発の飛行機に乗らないと、
エアチケットをまた購入しないといけなく、
高いカイロでは、何としても避けたかった。

お腹は空くし、病気に見られたら、
税関で止められるので、必死でした。
やっと機内に入り、離陸直後、日本人の乗務員に、
下痢止めをリクエストすると、エジプトの薬は強いので、
飲まない方がいいと言われ、我慢する事にした。
機内のトイレなら清潔だし、大丈夫だろう。
お腹も空いて、機内食を食べてトイレへ行くことにした。
フライトが長くなると、驚いた事に、トイレが汚れたまま、
途中で経由した空港でも、トイレが清掃されていない、
水洗トイレの清掃習慣がないのかと考えさせられた。

そんなこんなだったが、無事に成田に着き、日本に帰国できた。
最初に何を食べたか記憶はないが、
日本に帰ったら下痢も治まっていた。
6k位おちた体重もいつの間にか戻っていた。

そして、'84の5月にカナダへ行き、
11月にニューヨークから、ヨーロッパ、
最後はエジプトから'85の3月に帰国した。

今思うと、これが、更なる旅の始まりでした。

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フェルーカ

2009-03-10 13:58:10 | 
小型帆船フェルーカでのナイル川下り、めったに出来ない体験なので、老若男女のグループを見つけた。カナダ人二人、ドイツ人の女の子二人、アメリカ人と私、それにスエーデン人の姉妹、彼女達は70歳近くの高齢者、元気に二人旅。交渉はアメリカ人が主に行っていた、かなり安くしたのだろう、食事無し、毛布無しだった。3食分のパンや飲み物、スナックのような物を買い込んだ。買い物途中で、妙な日本人と出会った。夏はスイスで働き、寒くなると、南でのんびりして、パスポートの書き換えに日本に帰ると言う。私も同類の旅人に思われた。そんな人生もいいかなと、ふと思う。フェルーカは気持ち良かった、最高、風を切って、けっこうスピードもある。ところが、夜の砂漠、ましてや川の上、予想以上の冷え、毛皮で身体は温もっても、足が寒い、靴下を重ねて、タオル巻いて、何とかしのいだが、寝不足で疲れた。そして事態は最悪、翌日、ルクソールに着く前に船が故障して、近くの岸辺に降ろされた。現地の子供達が面白そうに我々を見ている。まるでおりの中の動物のようだった。さすがに旅慣れたドイツ人、サトウキビなどを取ってしゃぶっている、たくましい。車道まで歩いて、見つけた車を交渉し、近くの町まで行った。ここからルクソールまではバスで行ける、ほっとして、疲れた。皆とランチを食べたが、何をたべたか覚えていない、そしてさらに、最悪が待っていた。

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アスワンハイダム

2009-03-09 10:50:22 | 
宿のオーナーに、カイロまでの帰りの列車の切符の手配を頼み、バスでアスワンに向かった。旅行者の多いアスワンでは、すぐにホテルも見つかるとの事、帆船でナイル川を下りたかった。アスワンはけっこう都会で、バックッパカーも多く、ナイル川の岸辺に安宿もあり、時間もあるので、電車でアスワンハイダムを見学に行った。通行料がいるが、私はエジプト人料金でした。ダムの上を歩いていると、日本人の観光バスが反対側からやって来て、何故か私に手を振り、写真を撮っている。そして、バスから降りずにUターンして帰った。反対側にはタワーがあり、管理人が上まで案内してくれた。素晴らしい眺めだった。人口的な美しさと言うべきか、社会で習った‘アスワンハイダム’にいるという妙な気分でした。今、考えるとどういうお金で、ダム建設が行われたのかな?とつい思ってしまう。夜はホテル前のカフェテラスに多くの旅人が集い、あちらこちらで帆船(ファルーカ)の交渉をしている。私も参加して、ひとつのグループに入れた。ホテルのドミトリーは最悪だった。ダニがいそうなベットで、シーツもない。たまたま、隣の人が二つ持っていて貸してくれた。寝袋もなく無謀だったが、カナダで編んだ毛皮のベストがあるので、何とかなると思ったのが甘かった。ドミトリーは男女一緒なので助かる。

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ルクソール

2009-03-07 11:15:13 | 
昨日は新宮へ行って来た。雨の中出かけましたが、午後はとても暖かかった。

さて、私のエジプトは、思いも寄らない展開で、宿で知り合ったアメリカ人の旅人ジョンの、ルクソール行く人この指止まれにのって、バスでルクソールへ行くことになった。学割の列車がルクソールまで4ドルと聞いたが、バスはもっと安く2ドル位だったか、切符はジョンが手配してくれたが、早朝のバスターミナルは凄い人、とても一人ではバスには乗れなかっただろう。ルクソールまでは8時間位かかりそう。'97年にルクソールで外国人観光客への襲撃事件があったり、ツタンカーメンの墓がある事で有名とか、今ではルクソールがどんな所か少しはわかるが、当時はただ何となく行ってしまった。情報を得ていたドミトリーに行って、レンタサイクルなどして普通に楽しんでいた、今、思うとただただ、あの頃は若かった。

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ピラミッド

2009-03-05 12:23:37 | 
アテネから一緒のカナダ人と、機内であった二人連れのアメリカ人と、4人でカイロのホテルに泊まった。確か5ドル位と記憶しているが、市内の大きなホテルだった。しかしボロイ、それだけでなく、汚れている、便座はひび割れているし、バスも使う気には慣れない。ニューヨークのYHで、都会の汚れは体験したが、見慣れない服装や、聞きなれない音楽、これからの10日間が不安になった。皆、もっと安いホテルに移るというので、私も付いていった。ドミトリーだが、世界中のトラベラーがいるので、我が家に帰った気分、日本人もいてほっとした。金網で外が見えるエレベーターも初めてだし、あちこちにライフルを持った、警官?がいる。市内へ出て、バスに乗ったら、物凄い人。女性から声をかけられ、エジプト観光は団体は高いけど、一人ならただ同然と言われた。ピラミッドを見るとエジプトへ来た実感が湧き、旅人の感覚が戻った。ギザにあるホテルでコーヒーを飲み、日本人で良かったと思う。服装に関係なく、ちょっと洒落たホテルでも日本人なら入れた。元気になったら、調子も出て、安宿で知り合ったアメリカンと、今度はバスでルクソールへ行く事になった。丁度、ルクソールから来た日本人から情報も得たので、この際、思いきってアスワンまで行こう、と乗ってしまった。

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エジプト

2009-03-04 11:34:14 | 
今日も雨で寒い。アテネでエアチケットを購入する時、カイロにストップオーバーしても、料金は変らないと聞いて、全く予定していなかったエジプト行きを決めてしまった。日程はフィックスなので10日間、あとで考えると無謀でした。そもそも、旅を始めた動機は、知らない土地を見たいと言う好奇心と、自分を探したい、それにジャーナリストへのあこがれもあった。もちろん、政治経済はうとかったので、報道は無理、歴史文化も浅いので無理、結局、単なるイメージにあこがれていただけだった。それが、予備知識もまったくないエジプトに飛んでしまった。私は人生で3度、体調悪化で、死んでもおかしくない体験をした、その最初がエジプトでした。2月末だったと記憶します。カイロに到着後、機内で一緒にになった人達について行ったので、安いホテルに宿泊は出来たが、カルチャーショックはかなりでした。ギリシャも少々のショックはあったが、カイロはかなり、異文化どころではない。

ところで、小沢民主代表の金銭問題がニュースになっているが、この国は出ようとすると何かの力で、事件になる。社会党の辻本さんもそうでした。清濁あっての政治、ただし濁が多くては困る。それなのに、今の時期にこのようになる事のほうが、与党の癒着、既得権益、何だか怖い。

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