悠久なる雪月花-Blog Edition-

ライダーやプリキュアの玩具類とゲームを楽しむブログ。

魂ウェブ商店限定 S.H.Fフィギュアーツ キュアルージュ

2010年04月08日 | アクションフィギュア
【概要】
 メーカー:バンダイ
 配送時期:2010年3月18日
 標準価格:7350円(キュアミント及び特製台座とのセット)

「Yes! プリキュア5」及び「Yes! プリキュア5 Go Go!」に登場する5人のプリキュアの一人で「情熱の赤い炎 キュアルージュ」です。
本来のターゲット層には不人気だったものの、大きなお友達からは支持を得ていたのですが、その大きなお友達が購入するであろうフィギュアーツで一般販売されないという何とも不可思議な販売手法が取られてしまいました…。

さらに販売延期に伴う予約受付期間の延長を経てやってきたのは、限定商品とは思えない品質とクオリティを持ち合わせた駄作。事前に他所のサイトのレビューでガッカリ感というかショックを受けていたにも拘らず、実物を目にしたらまたもやショックを受けるという破壊力抜群の「これで良いはずがない感」は凄まじかったです;

そんなわけで写真撮る前からやる気が削がれてしまったのですが、それでも数少ない貴重なプリキュアのアクションフィギュアです。
いつか揃うであろうプリキュアオールスターを直に目にする為に頑張って紹介していきたいと思います。

パッケージは単色カラー仕様です
限定にはありがちなんですが、しっかりパッケージデザインしているんだからフルカラーで見たかったかな;

フィギュアの前に、まさかパッケージにツッコミどころがあるとは思わなかったw
その他、「首から肩にかけてのジョイントはより自然なラインを追及」と記されているなど
もう一度出来上がったものを手にして言ってみろと問いたい売り文句がチラホラ…







特に拘りがなければ、パッと見た感じなら特に不満はありません
台座でしっかりホールドして飾っておくだけなら、この出来栄えでも十分でしょう
実際にこれで満足していらっしゃる方もおられるようです

問題は台座が標準装備されていないんですけどね~;
(魂ウェブ商店限定セットでは台座が5セット付属しています)

通常フェイスのアップ
アニメ画と比べれば幾分違いがあるのですが、2次と3次ではどうしても違いは出てくるのでそこは仕方ないです
救いは、そこそこ可愛く仕上がっているという事ですね

こちらは差し替えパーツで怒り顔
目線が左に向いていますのでポーズもそれに合わせて限定されてしまいます
しかも、造形もかなりイマイチ…角度によっては顔の歪みさえ感じてしまいます

それに付け加え頭部パーツは外れやすく首も長いので見栄えが悪くなっています
ちなみにこれは通常フェイスにも言える欠点です

どうしても気になる場合は首の軸穴(上)を掘って調整するのが良いと思います
無論、改造は自己責任にて…;

ハンドパーツは握り拳と平手が左右に一つずつ付属していますが
キュアフルーレを持たせる為の持ち手が右手側にしかありません…
不満なのは平手が、まるで風船で膨らませたようにパンパンに膨れて見えることですね

武器としてキュアフルーレが付属
内容としてはあっさりし過ぎで本当に限定品?と疑いたくなります
まあ、フィギュアーツって全体通してオプションパーツが少なめなんですけどね;



もはや最大の欠陥!と言っていい肩の可動範囲
全身写真では脇を広げたポーズで紹介しましたが、あれ以上脇を閉められないんです
パッケージなどの商品見本では、脇を閉めているようなポーズもあるんですが
実際にはそのようなポーズを取らせる事ができません

これは肩のフリルパーツが思いっきり干渉している為で、直立姿勢も満足にできず、腕組みもできません
個人差でしょうが左肩が外れやすいというオマケまでついていて、これはもうあんまりな仕様です

ライダー系ならもう少し曲がる肘も美少女系だと45度にも達しませんし、曲げ具合が何か不自然
上腕部と下腕部がゆがんで接続されている様に見える事があります

お辞儀や背伸びが出来ます
もっともお辞儀は股関節の賜物ですが…
ちなみに左右にひねる事もできます

股関節はライダー系と同じくらい開きますが、既にゆるかったです;
膝も二重関節のように見えて、実は一つ分しか機能してないので肘と同じくらいの範囲しか曲がりません
なお、太ももの付け根が軸回転します







一癖も二癖もある可動な上、表情とポーズがミスマッチしやすいという罠発動
基本的にスポーツ少女なので、すまし顔よりはハツラツとした表情も欲しかったところですね

ていうか、すまし顔が標準なのに脇が閉められない時点で弄ばれます;
撮影時に、どういうポーズを取らせれば良いのか結構悩みました









キュアフルーレを持たせたアクションでは
任意の角度で構えられない(保持力が足りない)のでイライラが募るばかり…

叫び顔も目線が左に傾いている為に方向が限定されてしまいますし
フルーレを持たせる手が右手だけなので、叫び顔で攻撃した瞬間を表現するのは実質不可能です

逆の目線も用意してくれるなら話は別なんですが、そうでないなら基本的に正面を向いてもらいたいものです…

それは言うな

ヒーローの造形は得意なんだろうけど、ヒロインはダメだというイメージは相変わらずでした
第1作目のハナやドリームたちで何にも学習していないと評価されても仕方でしょう

唯一の救いは箱に収めて眺めるだけなら需要は大いにあるという事くらいです
ガシガシとポーズを付けたり寸劇するには、まったく適していない感じで
適当にポーズを付けて半永久的に棚に飾っておくのが正しい遊び方なんでしょうね

それじゃ~アクションフィギュアの醍醐味がないんですがね…

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