蛭子は播磨で拾われ無事に成長する。オオヒルメムチ(虫)であり、地方によっては豊受神でもある。弟であるソサノオやツクヨミを抑え、饒速日に替わりアマテラスに出世する。
田で働く牛が宍(シシ・肉の事)として食べられたことに、怒り狂うエピソードがある。
牛は田鹿(タシシ)ともいう。猪・鹿は区別なくシシとよばれた。
十二支では猪は豚であるが、日本には豚がいなかったのでイノシシが充てられた。また、牛は外来生物である。
ラテン語で豚はsus(スース)である。
百鬼丸は景光により、48の器官を奪われて捨てられる。バラバラにしたのは弟ではなく父である。
ピノコは双子の姉の奇形腫であった。やはり見捨てられる。
ピノコはヒノコ=ヒルコからの着想か。古代発音
蛭は動物の血を吸い、血液を太陽に届けると信じられていた。オオヒルメムチとは、巨大な蛭の怪獣の意味である。
ギリシャでも瀉血医療に使用する蛭は尊重された。ギリシャ古語ではhirudoで、現在も学名として残っている。
ブラックジャックも「どろろ」も神話的な力を感じさせ、「火の鳥」に通じるものを感じる。
手塚治虫氏は、AIが支配する未来など決して望んでいなかったのではないか。
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