アンティークな坊主

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妙好人才市

2015-09-04 09:04:38 | 日記

妙好人、浅原才市さんのうたを紹介させていただきます。
『こころも じゃけん み(身)もじゃけん つの(角)をはやすが、これが わたくし あさまし あさましや なむあみだぶつ なむあみだぶつ』
当時才市さんは,今日のように広く知られてはいませんでしたけれど, 地元では,お寺参りに熱心なことは知られていました。それを,立派だと誉める人がいたらしい。でも,才市さんはそんな誉め言葉がたまらなかったようです。 「自分はそんなに立派な人間ではない。だからこそ掌を合せるのだ. 本当の自分の姿を見て欲しい」。 そんな気持ちで,地元の日本画家,若林春暁に,この絵を書いてもらったといいます。才市さんは角が生えているのは,私たちの心を表わしている。仏教用語でいうと「罪悪深重の凡夫」だ。その私が, 穏やかな表情で手を合せている。仏によって救われた姿だ。 迷いや苦しみの元になる欲望(つまり「煩悩」)を持った私たちが, そのままの姿で丸ごと救われる。そういうふうに絵を味わうことができると思います。
簡単なようで、なかなか言えないですね。今日もお念仏を大切にしましょう。
なまんだぶつ、なまんだぶつ

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