小倉２歳Ｓの検討話

毎年行われるこの時期の２歳戦。まだキャリアが浅い２歳馬を見極めるのはかなり大変だと思います。新潟２歳Ｓは人気馬同士の決着が多いわけで、今年も私は人気馬から堅く行ってみたいと思います。

で、問題は小倉２歳Ｓ。昨年はアルーリングボイスが勝ちましたが、これには理由がありました。小倉２歳Ｓの馬の取捨は芝１２００ｍを走っているかどうか。これが最低条件になるみたいです。新馬で強い勝ち方をした馬がこの小倉２歳Ｓでも人気を背負うのはファン心理として分かるのですが、これが芝１０００ｍだったり、ダート１０００ｍから小倉２歳Ｓへ挑んできた馬は結構負けているんですね～。例として・・・

０２年エイシンツルギサン（４番人気５着）→前走芝１０００ｍ
０３年フィールドルーキー（２番人気５着）→前走ダ１０００ｍ
０４年フラワリングバンク（５番人気７着）→前走芝１０００ｍ

まぁデータ的には少ない気もしますが上位人気馬でも前走芝１２００ｍ以外だと信頼度は薄いようです。キャリアの浅い２歳馬にとって小倉芝１２００ｍを経験していないというのは不利なようですね。それでもこういうタイプの馬を買いたいとしても押さえ程度に収めておいた方が良さそうです。

次に上がり時計に目をつけます。小倉２歳Ｓの上位入着馬の上がり時計は３５～３６秒台前半であることから、勝ち負けに関係なく小倉芝１２００ｍで３６秒を切る上がりを時計を出した事のある馬は要チェックｗ特にここで注目したいのが未勝利から勝ち上がった組。新馬やＯＰで好走している馬と比較すると人気がないのが特徴。しかしこの３６秒台の上がりを切っている未勝利馬は・・・

０１年タムロチェリー（１５番人気１着）→前々走未勝利上がり：３５，９
０２年メイプルロード（１０番人気１着）→前走未勝利上がり：３５，８
０２年ダイキチムスメ（８番人気３着）→前走未勝利上がり：３５，６

このことからも前走未勝利を勝った馬だからと軽視してはいけません。見るところは上がり時計。もし未勝利戦でも上がり３６秒台を切っていれば充分に力を発揮できます。未勝利からの馬という事で軽視されがちですが、こういう人気の盲点を狙ってみてはどうでしょう。

ちなみに昨年のアルーリングボイスも人気サイドではあったものの前走未勝利戦、上がり３４，９秒と抜群の上がりでした。こういうタイプは馬券の候補としてしっかりピックアップしておいきましょ～。

まとめとして～

・どんな強い勝ち方をしてきても芝１２００ｍ未経験馬なら過剰人気の可能性あり。押さえ程度に留めるもしくは消し。
・勝ち負けに関係なく上がり時計に注目。小倉芝１２００ｍで上がり３６秒台を切っている馬は未勝利勝ちあがったばかりの馬でも要チェック。

明日の馬券の参考にしてみてはいかがでしょう～ｗ