YuHiのブログ

論文:高齢者施設に住む60歳以上の人をケアする医療従事者へのインフルエンザワクチンの接種

Thomas, Roger E et al. “Influenza vaccination for healthcare workers who care for people aged 60 or older living in long-term care institutions.” The Cochrane database of systematic reviews vol. 2016,6 CD005187. 2 Jun. 2016, doi:10.1002/14651858.CD005187.pub5

コクランのシステマティックレビューです。


【背景】:システマティックレビュー。
1シーズンに(実験室でウイルスの存在が確認された)インフルエンザに罹患したのは、

(社会人)
インフルエンザワクチンを接種した人の3%
ワクチン未接種者の5%

(医療従事者)
インフルエンザワクチンを接種した医療従事者(HCW)は5%
ワクチン未接種者は8%

医療従事者は(一般の社会人より)、高齢施設の入居者にインフルエンザを感染させる可能性が高い。

【結論(一部)】
今回のレビューでは、
長期滞在型高齢者施設に入居している60歳以上の高齢者の
インフルエンザを予防するのために
医療従事者にワクチン接種をすることにメリットがあるという
合理的なエビデンスは得られなかった。



医療従事者がワクチンを打っていても
医療従事者からインフルエンザに感染する確率の方が
一般社会で感染するより高いってことですね。

インフルエンザだって、もしPCRで追跡したら、
院内感染と高齢者施設が2大クラスターなんでしょう。

致し方無いなら
一般人を見下して説教するのは止めてほしいですね。
医者が。












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