ガーダシル9訴訟のcomplaintの和訳をしているが
【今までの要点の整理】
・Vioxxの薬害による莫大な賠償金を支払うために、メルクは次のヒット商品を探していた。
・ガーダシルに目をつけた。
・ガーダシルを売り込むために、かつてない程「広告」に資金を投入した。
・人々に子宮頸がん(HPV)の恐怖を刷り込みワクチンを欲しがる心理状態になるように、メディアを利用した。
・FDAに認可される前から、ガーダシルが「義務化」されるようにメルクは議員を含め色々なところで根回しをしていた。
・FDAの監督機関であるHHSも、ガーダシルが出回れば出回るほど特許許諾料によって利益を得る構造になっている。
そしてとうとう、その科学について。
科学とは、仮説 → 実証
仮説 → 実証 の繰り返しから成っている。
仮説が実証されなければ、棄却されて新たな仮説が提示される。
そこでまずは、
HPVワクチン(ガーダシル)が子宮頸がんを防ぐ(仮説あるいは理論)と言うためには、その実証データが必須である。
ところが、子宮頸がんを防ぐかどうかを評価する臨床試験が存在していない。
という事実が判明してしまった。
実はこれ、前回のカリフォルニア州のガーダシルの裁判でも明らかになっていた。
第1審で裁判官に、次回は子宮頸がんを防ぐというデータを提示するように
と依頼されたが、
2審でメルクはそれに答えるデータを示すことができなかったのだ。
こちらがHPVワクチンに対して否定的な意見を出すと、
みおつくし、ヒヨ、ハイビスカスなどの"pay to play"(注)集団やプロワクチン派医者から
「デマ!似非科学!反ワクチン!」と激しく罵倒されるのだが
そもそもHPVワクチンが子宮頸がんを防ぐという科学が成立していない。
これについても以前の投稿で触れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/57/31356f807273ee3343e38e90baa10c4a.png)
現段階では、HPVワクチンが子宮頸がんを防ぐと断定することこそ似非科学。
さらに、驚愕したのは
メルクの顧問弁護士が、ガーダシルが子宮頸がんを防ぐと売り出すのは違法であると認めていたことだ。
つまり、「子宮頸がんを防ぐ」と断言してしまうことは誇大広告ということだろう。
しかし、メルクは「ワクチンを打たないことによって毎年4,400人の女性が新たに子宮頸がんになってしまいます。」と宣伝した。
あ、なんかデジャヴ。
これは、今だに村中璃子やたぬきち等が使っている物言いだ。
さらに、この物言いを使っている医師会や自治体もあるようだ。
問題ではなかろうか。
訴状に出てきた"pay to play"という英語。
日本語にすると「工作」でしょうね。