G・Wに『他人任せにしない』ということを散々聞かされた子供たちは
日々の練習の中、変化の兆しが見えてきた。
他人任せにしないと言うことは、『今、何をするべきか』を考えることである。
練習の中次のメニューに移る時・休憩が終わるとき・後片付けをするとき
何人かの子供たちが考えて行動している。プレイも同様に。
しかし、まだ何も考えないで自分勝手に行動している子供もいるのが現状である。
それが、ゲームの中に現れる。
先週行なわれた”JA宮崎中央カップ”の決勝戦、相手のゾーンプレスに対して
何も考えないで自陣のゴール付近に走っていく選手。
ガードは、困り果てドリブルで強行突破をしようと試みる。
相手の思う壺となり簡単にボールを奪われてしまう。
タイムアウトで指示を出しても1分後には、忘れて同じことの繰り返し。
ブレイクダウンの練習など1度もやっていないので仕方が無いことかも
知れないが、指示のあとやらないのを不思議に思い聞いてみると
『忘れていました』と答えが返ってくる。
『僕は、自分で考えていません』と言っているようなものである。
判断がバスケットでは、1番大切であるのだが考えて行動しないことには
判断も出来るはずが無い。
もう少しかかりそうである。
プレイの中ではそうであっても練習では早く大きな変化を望みたい。
というのも、一ヶ月後には県大会が迫っているからである。
最終的な大きな目標を達成する為の、最初のハードルをクリアするために
日々の目標をたて日々それに向かってチャレンジすることが求められる。
つまりチームが目標を達成する為に、自分は今何をする必要があるか
他人に任せるのではなく、自分がするべきことを考えることだ。
たとえば、
*自分のスキルを上げる為に人の練習を見て研究する。
*自分のプレイの引き出しを増やす。
*他の人のプレイの上手く行ってないところを教えてあげる。
*他の人のプレイの上手なところを褒めてあげる。そして盗む。
*集中できていない選手をはげましてやる。
*皆が疲れてる時に自ら声を出して練習を盛り上げる。
など等やれることは山ほどある。いや、やらなければいけない事はだ。
『今日、やれることは全てやったか?』
『今日、自分で納得できる練習ができたか?』
全ては、チームが目標を達成する為に必要なことである。
一人一人が、目標を持ちチャレンジし 小さな力を大きな力に変える
チームとしての力に変えることが、目標に向かってチームとして努力する
ということである。
一人でも目標にチャレンジできない選手がいるならチームの目標を変えるべきで
ある。
でも、そうならない為にチームメイトがいる。
全員でチャレンジできるように お尻を叩いてあげれば良いのだ。
それが『他人任せにしない!』である。
誰のためでもなく、自分達の目標を達成する為に・・・。
1ヶ月でどこまで変化することが出来るかで、結果が変わってくる。
早くチーム全員に浸透して欲しいものである。
JA宮崎中央カップ 最終結果
VS 大塚 57-27 ○
VS 江南 44-29 ○
VS 生目台 30-21 ○
VS 東大宮 20-48 ×
”準優勝”