リトルソルジャーズ

ミニバスケットボールの練習や試合の様子を更新します!

【他人任せ!】

2012-05-24 20:24:58 | 試合

G・Wに『他人任せにしない』ということを散々聞かされた子供たちは
日々の練習の中、変化の兆しが見えてきた。

他人任せにしないと言うことは、『今、何をするべきか』を考えることである。
練習の中次のメニューに移る時・休憩が終わるとき・後片付けをするとき
何人かの子供たちが考えて行動している。プレイも同様に。
しかし、まだ何も考えないで自分勝手に行動している子供もいるのが現状である。




それが、ゲームの中に現れる。
先週行なわれた”JA宮崎中央カップ”の決勝戦、相手のゾーンプレスに対して
何も考えないで自陣のゴール付近に走っていく選手。
ガードは、困り果てドリブルで強行突破をしようと試みる。
相手の思う壺となり簡単にボールを奪われてしまう。
タイムアウトで指示を出しても1分後には、忘れて同じことの繰り返し。

ブレイクダウンの練習など1度もやっていないので仕方が無いことかも
知れないが、指示のあとやらないのを不思議に思い聞いてみると
『忘れていました』と答えが返ってくる。
『僕は、自分で考えていません』と言っているようなものである。
判断がバスケットでは、1番大切であるのだが考えて行動しないことには
判断も出来るはずが無い。
もう少しかかりそうである。




プレイの中ではそうであっても練習では早く大きな変化を望みたい。
というのも、一ヶ月後には県大会が迫っているからである。


最終的な大きな目標を達成する為の、最初のハードルをクリアするために
日々の目標をたて日々それに向かってチャレンジすることが求められる。

つまりチームが目標を達成する為に、自分は今何をする必要があるか
他人に任せるのではなく、自分がするべきことを考えることだ。
たとえば、
*自分のスキルを上げる為に人の練習を見て研究する。
*自分のプレイの引き出しを増やす。
*他の人のプレイの上手く行ってないところを教えてあげる。
*他の人のプレイの上手なところを褒めてあげる。そして盗む。
*集中できていない選手をはげましてやる。
*皆が疲れてる時に自ら声を出して練習を盛り上げる。
 
など等やれることは山ほどある。いや、やらなければいけない事はだ。

『今日、やれることは全てやったか?』
『今日、自分で納得できる練習ができたか?』
全ては、チームが目標を達成する為に必要なことである。



一人一人が、目標を持ちチャレンジし 小さな力を大きな力に変える
チームとしての力に変えることが、目標に向かってチームとして努力する
ということである。
一人でも目標にチャレンジできない選手がいるならチームの目標を変えるべきで
ある。
でも、そうならない為にチームメイトがいる。
全員でチャレンジできるように お尻を叩いてあげれば良いのだ。
それが『他人任せにしない!』である。



誰のためでもなく、自分達の目標を達成する為に・・・。




1ヶ月でどこまで変化することが出来るかで、結果が変わってくる。
早くチーム全員に浸透して欲しいものである。





JA宮崎中央カップ 最終結果


VS 大塚  57-27 ○
VS 江南  44-29 ○
VS 生目台 30-21 ○
VS 東大宮 20-48 ×

”準優勝”
























【 新 チーム 】

2012-05-11 13:43:57 | その他

新チームが、スタートして1ヶ月   
生まれたばかりのひよこ達は右往左往しながら少しずつ成長をはじめた。


例年より数ヶ月遅いスタートで まだ自分が何をしていいのか
判らない子供たちが 自分達で設定した目標に向かって一歩一歩前進を始めた。

G・W 毎年誘ってもらう都城カップに参加し、最終日には県大会出場を賭けた
予選を戦った。



この4日間で彼らに伝えたかったことは『他人任せにしない!』ということだ。

都城カップの初日、会場についてから試合が終わるまで全てのスケジュールを
自分達で行なうように田中コーチから指示があった。
何人かのリーダーを決め 自分達で考えて行動する事が彼らに与えられた課題である。
試合を含めてだ。

ゲームが始まり日常で悪い習慣となっている『他人任せ』が 頻繁に発生した。
パスを貰った選手がバスケットを見るでなく、主力の選手を探している。
自分の前はスペースがあるにもかかわらずだ。
多分、ベンチから”1on1をやれ”と指示があればやるのだろう。
誰かの指示を待ち、自分で判断しない子供たちがそこにいる。
挑戦するという強い気持ちが足りないからであろう。


昨年、練習試合や遠征に同行させなかった弊害が出ているようである。

都城カップの2日間は、ずーっと『他人に任せるな・挑戦しろ・強い気持ちをもて』と
試合のたびに叫んでいた。
試合を重ねるにつれ少しずつ変化がみえてきた。
自分が今何をするべきかを少しずつ考えるようになってきた。


バスケットボールを題材として取り上げている映画の中のワンシーンで
選手がコーチに尋ねるシーンがある。
『コーチ コーチにとってバスケットボールってなんですか?』
『バスケットは、恐怖との戦いだ!』
まったく同感である。

・このシュートをはずしたらどうしよう
・パスミスをしたらどうしよう
・1on1で抜かれたらどうしよう

など等 色んな恐怖との戦いであろう。
しかし、その恐怖に挑戦しないで逃げていたら自分達の目標は達成できない。
『他人任せ』にせず、自らがチャレンジしてこそ 道は開かれるのだ。

このことを新チームの子供たちに伝えたかった。




都城カップで学んだ彼らは、翌日の県大会予選で挑戦していた。
結果は、6年生二人のチームがBパートながら地区1位の成績で出場を決めた。
失敗しても失敗してもボールにくらいつき・外れても外れてもシュートを打ち続けた。
それが結果として現れた。

この4日間で挑戦することの大切さを学んだ彼らは、どんどん成長するに違いない。
また、楽しみな1年のスタートである。



試合結果

都城カップ

VS 延岡みなみ 19-53 ×
VS 湯田    20-49 ×
VS 伊敷    28-44 ×
VS 宮崎南   49-22 ○


会長杯宮崎市予選

VS 潮見    47-27 ○
VS 広瀬北   37-27 ○
VS 綾     25-22 ○

Bパート1位