パワフルで恐くて強くて優しくて
愛情が濃かったお母さん。
厳しくも思い切り甘やかしてくれた。
「おにぎり作ったでー！！食べー！！」
「お茶凍らしといたから持って行きー！！」
「送ったるから車乗りー！！」
家業の切り盛りに子育て。
ぼーっとしてるところなんか
見た事なかった。
忙しいのに世話をしてるれるお母さんに
「大丈夫やって。」
「お茶くらい買うから。」
「１人で行けるよ。」
と言う私。
構ってもわらわなくても自分で出来る
正直少しメンドクサイ時もある
そして
忙しいのに手を取らせて悪い。
そんな気持ちから
喜びよりも「もうええって」の方を
伝えてしまった事もあった。
お母さんが亡くなって５年。
今更ながらに少し気付く。
世話って焼きたいもんなんやな。
喜ばせたいもんなんやな。
その為の手間なんて
なんぼでも掛けれるもんなんやな。
本当はこっちがしてもらってんのに
してるお母さんの方が
嬉しそうな顔してたもんな。
今更気付いてごめん。
あの時々
嬉しいを1番に出せなくてごめん。
子供ながらに遠慮してたりしたけど
そんなんいらんかったな。
生きてるうちに
言えなくてごめん。
何が1番に出てたとしても
嬉しいが1番大きかったで。