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Re-Set by yoshioka ko

■放送のご案内

 写真はパキスタン北西辺境州ペシャワールにあるモスク。

 去年12月のブット元首相暗殺で延期されていたパキスタンの議会、地方議会同時の選挙は、結局暗殺事件で同情票をも集めたパキスタン人民党(PPP)が圧勝し、国家レベルでは、これまでのムシャラフ政権に変わってPPP主導の連立政権が発足した。

 選挙後も増え続けていた軍や警察に対する自爆攻撃や、外国人や民間人を狙った自爆テロは、新首相に選ばれたギラニ氏の、武装勢力に向けた「対話路線」宣言で、ここ2週間ほどは落ち着いた雰囲気が続いている。

 しかし、〈テロとの戦争〉には対話はない、とアメリカのブッシュ政権と同一歩調を取ってきたパキスタン政府の政策変更は、アメリカを怒らせ、西アジアは再び混沌とする火種を抱え始めた、と見ることもできる。

 しかし、ギラニ氏も〈テロとの戦争〉を放棄したわけではなく、アメリカ軍と協力しながら旧タリバンやネオタリバン、それに過激な原理主義勢力など、いわば武装組織への戦いは続けていく方針で、武装組織側からも「アメリカと手を切らない限り対話には乗らない」とのすげない返事に、打ち返す言葉を探している最中だ。

 「911」以降でも、特に去年から今年にかけて、パキスタンで急増した自爆テロや自爆攻撃の背後には何が起きていたのか、ブット元首相暗殺事件から2月に行われた総選挙までの期間、その裏側を取材してきた。

 ということで、放送のご案内です。

■放送日時   4月29日(火)夜11時10分~12時
■番組名    NHK衛星第一『BSドキュメンタリー』
■放送タイトル 「自爆テロは止まらない~パキスタンとイスラム原理主義~」

 ご高評のほどよろしくお願い申し上げます。




 

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