「今日楽しかったことは何？」

「パパ、今日楽しかったことは何？」
家に帰ると、娘にそう聞かれて、返答に困ってしまった。
「今日は、幼稚園で、七夕会をして、お菓子を食べてね、、、、」
「ねえ、パパ、今日、楽しかったことは何？」

人にはいろいろな感情があるはずである。
でも、その感情さえも疎ましく思えてしまうのが、大人の世界であったりもする。
自分の心の乱れや動きを見せずに、うまく達振る舞うのが美徳であったりもする。

「楽しさ」って忘れてないか。
娘の言葉で正直そう思った。
自分のしたいことを好きなようにする。
それは楽しいに決まってる。
でも、本当の楽しさは、それだけではないはずである。

苦しい中にも、楽しさがあるはずである。
そしてその「楽しさ」を見つけることが、その人が、どこに価値を見いだしたのかというその人の本質であると思う。

今日はつらかったけど、楽しかったなあ。
今日は、こんな楽しいことがあったよ。
毎日、そんな意味づけができたら、幸せだと思う。

幸せって、そんなことから始まるのかな、って思わせてくれた、今日の娘の一言に感謝。