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「新面目」日記

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山田太一「男たちの旅路」名セリフ③

2023-05-13 19:29:47 | 日記
何回読んでもシビレます。
杉本陽平(水谷豊)「人間は忘れるもんでしょう?」
吉岡晋太郎(鶴田浩二)「忘れなきゃ嘘だって言うのか?お前らは、その調子で、なんにでもたかをくくってるだけだ。恋愛も友情も、永続きすりゃあ嘘だと思う。人のためにつくす人間は、偽善者かバカだと思う。金のために動いたと言えば本当らしいと思い、正義のために動いたと言えば、裏になんかあると思うんだ。お前らは、そうやって人間の足をひっぱって、大人ぶっているだけだ。人間は、そんな簡単なもんじゃないぞ」
中略
杉本陽平(水谷豊)「戦後三十年たってるんだからねえ」
吉岡晋太郎(鶴田浩二)「甘っちょろいと言うのは簡単だ。しかし、甘い綺麗事でも一生をかけて、押し通せば、甘くなくなるんだ、と俺は思っている」
杉本陽平(水谷豊)「ーー」
吉岡晋太郎(鶴田浩二)「しらけて、わけしりぶるのは勝手だが、人間には綺麗事を押し通す力もあるんだということを忘れるな」
杉本陽平(水谷豊)「ーー」
※以上、第1部3話「猟銃」から
〈5月21日追記〉「甘い綺麗事」を「建前」に置き換えれば、「建前」という名の「理想」「理念」こそ「かけがえのない切実な願い・希望=本音」にほかならない人たちが存在します。その人たちにとって「建前」と「本音」は対立する二項ではなく、一致・かさなるものなり。
〈2050509追記〉このドラマが書かれたのは「戦後30年」すなわち「1975年」。今年は「戦後80年」であることに思いをいたせば、卑近な例で言えば迂生の多感だった思春期も遠くなりにけり。

山田太一「男たちの旅路」名セリフ②

2023-05-13 19:13:32 | 日記
吉岡晋太郎(鶴田浩二)「お前らは、自分が被害を受けない時だけ想像力とかなんとかぬかすのだ。周りでワイワイ騒いでいるだけだ。人を裁く勇気がないんだ」
杉本陽平(水谷豊)「人なんか裁きたくないからね」
吉岡晋太郎(鶴田浩二)「人に裁かせて、裁いた奴を非難しているだけだ。お前ら程度の想像力なら、私だって持ち合わせている」
※以上、第1部2話「路面電車」から

安かろう旨かろう安定の晩杯屋アルコール2杯+つまみ4品=1480円@飯田橋

2023-05-13 18:58:04 | 日記
仕事おわりに晩杯屋飯田橋店に。立呑キホンの店ながら、少しばかりあるイス席で生ビールと梅酒の炭酸割をつまみ4品で飲み干しました。レシートに印字されてなあ1品は前回のレシート持参で無料サービスになった「アジの骨せんべい」。ごちそうさまでした。

なんと去年の夏にも再放送していた山田太一「男たちの旅路」

2023-05-13 13:19:42 | 日記
不覚かつ迂闊にも1年前に逃したチャンスが幸運にもまた巡ってきた気分です。
「男たちの旅路」第1部から第3部までBSプレミアム・BS4Kにて一挙放送 - NHK

「男たちの旅路」第1部から第3部までBSプレミアム・BS4Kにて一挙放送 - NHK

昨夏放送し好評を博した、脚本・山田太一×主演・鶴田浩二の名作が、かえってくる。世代間の対立を描いた重厚なストーリーと心の機微に触れる名台詞を、どうぞお楽しみに。

NHKドラマ