初めて「介護」という仕事をさせてもらったときに、この仕事は「看護師」さんみたいな仕事をするものだと思い込んでいた。
施設の「違い」も何もわからなかったから「排泄」「食事」「体調管理」「日常の世話」というところにしか目が行かなかった。
「徘徊」も「拒否」もなんでかわからず、とにかく目の前の自分が出来ることだけに目を向けていたが・・・今思えば・・・・そのころは・・・こころを通わせる知識も技量もなく・・・ただの「未熟者の過信」=「自分は介護職員」と思っていた。
けれど・・・時間とともに・・・色々な命が通りすぎると・・・・・「あのときのおかげ」だとか「あのひとがいたから」だとか・・・・「あのきびしさがあったから」だとか・・・・「あの笑顔が見たいから」だとか・・・・・・結局は・・・・・僕は「誰かの犠牲」の上に立たせていただいている・・・・・・。
「笑顔」の人を・・・・・・・怒る人はいない・・・・。 「介護職員」から「介護パートナー」へ・・・・。
「大切なのは・・・・どれだけたくさんのことをしたかではなく・・・どれだけこころを込めたかです」