まずは宣伝。6月もやります。
芝・居・体・験! 今日は、演技する日。
芝・居・体・験! 今日は、演技する日。
6月15日(土)午後6時30分ー8時30分
6月6・20日(木)午後3時30分ー5時30分
6月6・20日(木)午後3時30分ー5時30分
さらに7月も!!
7月6日(土)11日(木)午後3時30分ー5時30分 ※土曜日はこれまでと時間違うから気をつけてね。
すべて1回完結型の内容です。
受付10分前、動きやすい服装でお越しください。
サンプラザ生涯学習市民センター/各回千円 (高校生・大学生500円)です。
(会場が6月と異なります。)
私たちが作っている演劇は、本番日という絶対的締切がありますので、それに間に合わせるために何とか工夫をしてきました。
当初、いわゆる本読み(演出家が最初に本を読む。ここで演出の解釈がわかる)を抜かして
当初、いわゆる本読み(演出家が最初に本を読む。ここで演出の解釈がわかる)を抜かして
「自由に俳優たちに読み合わせしてもらって、それに僕がコメントする」という形で演出活動を始めたのですが、
最近は、本読みをやった方が良いのか、それともやるべきでないのか悩みます。
というのは、あまりに自由な状態というのは時間がかかりすぎてしょうがなく、一つ一つ選択肢を試していく方法自体は楽しいのですが,いつもやっと形になった!ぐらいですぐに本番なので、「形になってからの熟成」のようなものを近年は目指していました。
舞台美術を先に考えてしまう、というのもいつからかやっています。
どんな舞台かということが分からないと、俳優たちも自由とはいえ逆に寄るべない思考になりますし。
でも思い返すと、2003年のHELP!は違うか。いつ頃舞台美術の古城くんにコンセプトを渡したのだろう。
2005年のTrainも違うな。そう、2006年のジュリエットも違う。
照明・美術の岩村さんが稽古場に来ながら、でもミザンスを作る過程で、現実化していったから。
2009年の「チェロとケチャップ」は、BAR NAGISAの地下空間でやることありきの芝居だったから、あれぐらいからかな。
うーん、でも2010年の「PAR/SEC」でも、高校生たちとやりながら出来上がっていった気がする。
あー、2012年、2013年「橋の上の男」なんかから同じ戯曲をやるから、そうなったかな。
そういうと2004年の「Hello out there!」も2回目は美術の発案からだ。
昔語りが長すぎますね。
2019年のチェーホフ「ワーニャ伯父さん!」はそもそも名画の構図をお借りする、というコンセプトがあり、
2019年のチェーホフ「ワーニャ伯父さん!」はそもそも名画の構図をお借りする、というコンセプトがあり、
椅子をたくさん使うというのもあって,枚方なぎさ高校の視聴覚室で授業の合間に4シーン全てを決め、
稽古前から導線(ミザンセーヌ)も、さらには、身振りさえも(名画のポーズを真似するゆえに)決まったものでした。
構図から借りる、という発想は気に入っていてこれからも使っていきたい手法なんですが、
俳優にとっては身振りまで決められて自由度が狭まりそれでいいのか、という命題はあるかも。
でも今思い出すと、それって2005年の「Akikoー暁子ー」も『花とアリス』の写真集からもらったり、
前述の2004年の作品では、マグリットの絵からシーンの絵(構図・ポーズ)を借りていました。
ただ、昔から「決めたからこそさらに自由に柔軟にできる!」という考え、信念は持っています。